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分け合えば足り、奪い合えばなくなる

2017/06/14 19:31:56
分け合えば足り、奪い合えばなくなる
 「分け合えば足り、奪い合えばなくなる」−。私は就寝時に時々、ベッドでラジオの深夜便に耳を傾けている。半分うつらうつらしながら、時として目覚め、驚き、共鳴、感銘を受ける。

 ナイトエッセー、人生の道しるべ、心のコンサート、明日への言葉、健康ライフ、昭和の名曲、歌謡曲などが静かに流れてくる。いつの間にか懐かしい曲が子守歌(?)になって眠ってしまうこともある。

 だがある時、冒頭の「分け合えば…」の言葉が耳に入ってきた。なるほど…。誰もが欲しがる物があったとしよう。みんなで平等に分け合ったとする。そうすれば、例え自分の取り分がどんなに少しであっても、みんなは納得して手にするだろう。

 ところがどうだろう。誰かが真っ先に手を出して欲しい量だけ取ったとする。そうすると続く人たちもわれ先きにと争って取り合うのではなかろうか。そして後の幾人かの人には当たらなくなってしまうかもしれない。

 「『分け合えば足り、奪い合えばなくなる』とはこういうことなんだ」と再認識。少し古いことかも知れないが、譲り合う心は遠く昔からの日本の美徳の一つになっていたように思う。

 東日本大震災の時、地域の人たちが譲り合い、助け合う姿を見た海外の人たちが異口同音に「自国とは違う素晴らしさだ」と感銘した話を幾度か聞いたのを思い出した。時代により、地域により、人によって考え方はいろいろ異なろうが、私にとっては心打たれる言葉だった。(香川 佳子)
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