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勝賀城山頂にて

2017/01/06 18:35:10
 12月中旬、高松市鬼無町の勝賀山(361b)に赤子谷から登った。小春日和に恵まれ、温かい木漏れ日が木々の隙間から落ちてきた。

 登山道はクヌギやコナラの落ち葉が敷きつめられ、フワフワとやわらかい。これが積み重なって、山の栄養になるのだなと思った。

 頂上に市指定史跡である勝賀城跡があった。勝賀城は中世の讃岐国の豪族・香西氏が建てた要害であるらしい。1221年から1585年の長きにわたり栄え、いくつも山城を建てたとか。

 頂上の跡地では、市の文化財調査員たちが発掘調査中だった。山頂は平たんになっていた。この頂に土塁を主体とする喰(く)い違い虎口、郭、堀切りなどが残っている。

 若い調査員が瞳(ひとみ)を輝かせながら、とても丁寧に「この辺りが敵の侵入を防ぐために…」などと、土塁の説明をしてくれた。調査員になって2年目だという史跡好きの若者が適所で働いていることを、老婆心ながらとてもうれしく頼もしく感じた。

 それにしてもこんな山の上にお城をどうやって築いたのだろうと古(いにしえ)に思いをはせつつ、発掘によって昔の物語が始まっていくのが楽しみだと思った。(高松 博子)
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