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頑張ったら、悪いことは起こらない 映画上映会に参加

2016/12/09 10:09:20
頑張ったら、悪いことは起こらない 映画上映会に参加
映画「あい」の上映を告知するポスター
 12月3日、高松市松島町の「たかまつミライエ」で、ドキュメンタリー映画「あい 精神障害と向きあって」の上映会があった。

 監督は東京在住の宮崎信恵さん(74)。舞台は、都内世田谷区の社会福祉法人「藍」が運営する就労継続支援事業所の藍染工房とフレンチレストランである。工房とレストランで作品をつくったり仕事したりする障害者の日常を、2年半かけて撮影したものだ。

 障害者たちは、揺れ動く気持ちに戸惑いながら助け合い、一生懸命働く姿を見せるとともに、発症後の苦悩や受けてきた偏見、差別などに言及。自分の内面に目を向け、抱える生きづらさについて、本人が真摯(し)に語っている。

 レストランで働く30代の女性は、「生活と仕事で毎日いっぱいいっぱいですが、これだけ頑張っていたら、将来そうわるいことは起こらないだろうと思っている」と話す。病気と折り合いをつけ、ようやくたどり着いたその言葉に心打たれた。

 この工房では洋画家・中西繁さんの指導のもと絵を描き、個展も開いている。絵を描くことで感性を豊かにし、閉ざされた内面に光を当て、自己を解放してくれるそうだ。個展会場では工房で染めた美しい染物作品を販売、社会と結びついていることもよい刺激になっているという。

 中西さんの「現代社会において、精神疾患にかかるか、かからないかは、紙一重でしかない」との言葉に共感を覚えた。人としての優しさや大きさを感じ、高松で開催されていた「中西繁油彩画展」へ足を運んだ。(高松 博子)
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