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多彩な才能による朗読集会

2016/07/05 17:29:12
多彩な才能による朗読集会
多彩なアーティストの才能を堪能できた朗読集会
 6月25日、高松市のサンポートホール高松で、「魂の詩に新しい声を! 朗読集会2016 ファイナルステージ」が開催された。ピアノやオカリナ、オペラ、一人芝居といったさまざまな分野のアーティストをゲストに迎え、詩、短歌、小説などを披露するすばらしい朗読会となった。

 藤原綾乃さんの詩「ウォーター・マーク」は、「雨音は脳髄を叩き、肺を浸し、わたしの舟は運河をゆく」と始まる。目を閉じて聴いていると、開いた扉に立つ母のシルエットの向こうに、黄色い光が見えた気がした。ピアノの音が優しい雨だれのように響き、異国情緒を醸し出していた。

 短編「砂に綴(つづ)られた手紙・志度の海女伝説より」は、作者の憂紀さんが俳優に違いないと思わせる表現力をみせてくれた。一人芝居の県内第一人者・広瀬多加代さんの作品は、「追想」と「被爆体験を語る会」。語り部の体験を一人芝居にするようになったいきさつを描いていた。

 大トリを務めた守川慎一郎さんの掌編小説「チャイムを待つ人びとな、ひと(終回)」は、ユーモアを交えながら物語の世界にぐいぐい引き込み、だまし絵の世界に紛れ込んでしまったような、違和感を覚える作品。さすがだとうならされた。

 多彩なアーティストの文芸作品の数々に感心し、心から満喫したアーツフェスティバルだった。(高松 博子)
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