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基本種なのに珍しい「一重ヤマブキ」

2016/05/04 16:34:38
基本種なのに珍しい「一重ヤマブキ」
かわいらしく5枚の花びらを付ける一重ヤマブキ
 まんのう町七箇の県満濃池森林公園内にある散策道沿いに、花びらを5枚持つ一重(ひとえ)ヤマブキ(山吹)が何本か咲き、道行く人たちを珍しがらせている。

 ヤマブキはバラ科・ヤマブキ属の落葉低木で、晩春に明るい黄色の花をたくさんつける。日本では北海道から九州まで広く分布し、古くから親しまれており、生垣にしたり、庭などに栽培されたりもしている。

 花は八重(やえ)と一重とがある。一般的には八重がよく見られるが、基本種は一重咲きだとされている。

 「七重八重 花は咲けども山吹の 実の一つだに無きぞ悲しき」。室町の昔、にわか雨に合った武将・太田道灌が、蓑(みの、雨具のひとつ)を求めて立ち寄った家で、若い女性から「実の(蓑)一つも持っていない」ことを奥ゆかしく答えられた話は有名で、この時のヤマブキも八重咲きだった。

 結ばれぬ恋人同士がお互いの顔を写した鏡を土の中に埋めたところ、そこからヤマブキが芽生え、美しい花を咲かせたという逸話も。こんなロマンチックな伝説から、「面影草(おもかげぐさ)」とか、「鏡草(かがみぐさ)」と言う別名も付けられている。

 花言葉は「気品」、「崇高」など。知るや知らずや、珍しい花びら5枚の基本種、ヤマブキは静かに咲いていた。(香川 佳子)
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