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住民の心をつなぐ初日の出

2016/01/08 19:03:44
住民の心をつなぐ初日の出
イベント参加者に、堂山周辺の歴史や文化などについて熱心に語る越智熙さん
 高松市西山崎町の堂山展望台(標高274b)で、「新しい年を堂山の展望台で迎えましょう!」と呼びかけたイベント「初日の出ご来迎」(円座校区地域ふれあい交流事業推進委員会主催)が、1日の早朝に行われた。

 午前6時10分にふもとの綱敷天満神社前に地域内外から集合した150人余りは、主催者からポケットカイロをもらい、懐中電灯を手にして三々五々長い列になって暗い山道を登って行った。

 展望台までの所要時間は約30分、初日の出までには十分時間があった。東の空をじっと見つめる参加者たち。その中で、大きな説明板を掲げ、自ら背負ってきたらしいかんかん石を並べる1人の男性が現れた。同市檀紙町の「自然体験企画」を主宰する越智熙さん(74)だ。長い間高校教育に携わり、リタイア後も多方面に活躍している。初日の出ご来迎にやってきたのだろうか。

 越智さんは台の上に立ち、登山者に語り始めた。讃岐の山の形や特徴について、続いて堂山の地層についても詳しく説明した。かんかん石の音色も響かせた。山頂(標高304b)の堂山城跡のことや、ふもとにある菅原道真公に関する数々の伝説、正花寺の重文・菩薩立像のことなど、堂山周辺の史跡・文化について話は盛りだくさん。防寒着姿の登山者は興味津々で聞き入り、寒さも忘れているようであった。

 午前7時13分その時、東の山並に初日がオレンジ色の顔をのぞかせた。講話の後のすがすがしい初日の出。「万歳」の声が高らかにあがった。

 70代の女性は「越智さんの話は日の出までのタイミングの良い20分間だった。お正月早々、自分がいいところに住んでいるとあらためて感じられ、朝早く来て本当によかった」と満ち足りた表情で話していた。

 同委員会の初日の出ご来迎は毎年の恒例行事になっているが、待ち時間を利用した初めてのイベントは参加者を大いに満足させたようである。(野網 則子)
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