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おかしなミカン

2015/10/23 16:49:46
おかしなミカン
一部が緑色のまま残ったミカン
 ミカンを一つ、袋から出したら、変なのが出て来た。小さな早生(わせ)ミカンだが、本来のオレンジ色の中ほどに、三角形の緑色が付いている。ミカンの葉っぱのような形の緑だ。

 しかも、葉の中ほどには縦に1本、葉脈を思わせる淡い黄緑色の線が通っている。やっぱりミカンの葉っぱそっくりの色と形だ。

 昔、理科で習った「何か」を思い出した。太陽が当たらなかったらそこだけが、ほかのところと違う何かになる…とかいう内容だったっけ。

 「たんさんどうかさよう」? 古い記憶をたぐり寄せた。科学的(?)に理解したいと、好奇心の赴くままにネットで検索してみた。

 「かつては、炭酸同化作用と言ったが、今は光合成…」だって。なるほど、「古い記憶だ!」と、苦笑しながら、ちょっと納得。

 さらに1862年、ドイツの植物生理学者ユリウス・フォン・ザックスが「『植物は、日光が当たると二酸化炭素を取り込んで葉緑体の中にデンプンを作り、それを使って生きている』ことを発見」…と記されていた。

 すでにその時には、植物は二酸化炭素がないと生きていけないことが判明していた時代だった。日光が当たらない → 二酸化炭素が取り込めない → 生きていけない、ということになる。そこに、このミカンの全体がオレンジ色に熟れなかった理由がありそうだ!

 多分、このミカンの成長過程で、「緑色の部分にミカンの葉っぱが1枚くっ付いていたのだろう」と、いう予想を裏づけてくれたのだ。1枚の葉っぱが、このミカンのこの部分に日光が当たるのを遮っていたのだろう。それで、葉の形の部分が熟れず、緑色のまま残っていたのではないか。葉脈部分は薄い緑色だから少し光が当たっていたのだろう! オレンジ部分にも、かすかに緑が点在するのは、風が木々を揺らせた痕跡だろう、なんて…。

 1個の変なミカンが楽しいひとときを与えてくれた!
(香川 佳子)
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