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ひと粒のフユイチゴ

2015/01/13 10:11:06
ひと粒のフユイチゴ
 いつも歩くまんのう町七箇の山道で、真っ赤に熟れたひと粒のフユイチゴ(冬苺)に出合った。

 師走も10日ほど経った寒い寒い日の昼下がり。直径約1・5センチ、たったひと粒だけだったが、今にもこぼれ落ちそうな風情でツヤツヤした大きな実だった。幾日か前の薄雪にも耐え残り、頑張って枝にしがみついていたのだろう。

 バラ科・キイチゴ属で林道の道沿いなどに生育し、植物のタイプとしては樹木になるという。いわゆる木苺の形で食用となり、甘酸っぱくてさわやかなおやつだった。

 子どものころ採って食べた懐かしい思い出はあるが、この時はなぜかいとおしい気持ち?がして1粒だけの実を手にとる勇気は湧かなかった。

 フユイチゴは9月から10月にかけて花が咲き、11月から12月、寒のころに実が熟す。それで別名をカンイチゴ(寒苺)と呼ぶそうだ。

 花言葉は「真心の愛」「未来の予感」「尊敬と愛情」など。冬枯れ色の草木の中、ひときわ鮮やかな赤が新鮮だった。

 山道に 静かに赤い ひと粒の 冬の苺の こころ染み入る (作者不明)

 ところが数日後、それまでは無事だったこのフユイチゴ、かわいそうにヘタだけになっていた…。あの実のその後はどうなったのだろう。(香川 佳子)
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