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苦いセンブリ 白い花

2014/11/05 16:43:52
苦いセンブリ 白い花
 まんのう町七箇の山道で、白くかわいい花に出あった。何の花か分からなかったが、きっと花好きの人には好まれる花に違いない?の予感あり。

 白い5裂した花びらの中ほどに薄紫の線が入り、同色のオシベが5個見える。細い葉が幾本か伸びて、優しいたたずまいだった。

 図鑑で調べると「センブリ(千振)」とある。「へえーっ!」とびっくり。あの苦い?センブリ?まぎれもなくそうだった…。

 小さい頃、ばあちゃん子だった私。その祖母が「胃の薬でぇ」と、乾燥させたセンブリの全草をコップの湯の中で幾度も振り、「はぁー、苦い」と言いながらよく飲んでいたっけ。花などは全く知らなかった。

 ちょっと飲ませてもらったが「苦―いっ」と、言って逃げ出したのを覚えている。「千回振り出して飲んでも、まだ苦いんやって」「ふーん、ほんでセンブリかぁ」と私。

 以来、センブリは「苦い!」の、イメージしかなかった。恥ずかしながら初めて見た花の「美しさ」に感動した。

 センブリは、リンドウ科・センブリ属の2年草(1年目に葉が出て、2年目に茎が伸びて花が咲く)。花、葉、茎、根全てが苦く、全草を乾燥させ薬草として利用されているとか。

 健胃、腹痛、血液の循環を良くする、下痢、脱毛予防、育毛剤、マスカラやまゆ墨にも配合されているというから驚く。ゲンノショウコ、ドクダミとともに日本の3大民間薬の一つだそうだ。

 あんなに苦いセンブリの花が、こんなにかわいい花だったとは夢にも思わなかった。花言葉は「義侠(ぎきょう・弱い者を助けること)の愛」とか。なるほどと納得。(香川 佳子)
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