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口紅さした? クチベニタケ

2014/10/22 11:47:21
口紅さした? クチベニタケ
 今、まんのう町七箇の県営満濃池森林公園散策道を歩くと、幾本かずつ生えている直径約1センチで大豆粒くらいの小さなクチベニタケ(口紅茸)の小群生に出合える。

 このキノコは、クチベニタケ科・クチベニタケ属の小型のキノコで、夏から秋にかけて山中の赤土の崖などに生える。その名にふさわしく、小さな口にちょっぴり赤い口紅をさしたようなかわいい姿をしている。

 見えているのは球形の頭の部分だけで、表面に乳白色の粒々がいっぱいついている。茎は土の中に埋まっていて見えないが、飴(あめ)色で細いひものような菌糸が十数本、束になっているという。

 球形の頂端に星形に裂けた小さな口があり、口は朱色に縁どられ、口紅をつけたおちょぼ口のように見えることから、この名前が付けられたそうだ。丸い袋状の頭の中には白い粉のような胞子があり、小さな赤い口からそれを放出して種を繋いでいくと言われている。

 日本ではそれほど珍しくはないが、世界的には珍種で海外の研究者たちに見せると感動する人がたくさんいるそうだ。

 同公園駐車場より数百メートル下に小さな橋がある。その側に北へ入る散策道があり、それをたどるとほどなく丸木橋が架かっている。その崖側にまず1カ所、かわいい数個を見ることができる。

 さらに数百メートル行った崖の目の高さの地点、数カ所でも小さなクチベニタケが見られ、つい足を止めさせる魅力をもっている。(香川 佳子)
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