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昔懐かしワレモコウ

2014/10/09 13:57:30
昔懐かしワレモコウ
 秋も深まった9月下旬の夕暮れ時、まんのう町福良見の小高い丘の斜面で幾株かのワレモコウ(吾亦紅)を見つけた。今は、自生するワレモコウなんてほとんど見られなくなっているのに…。

 そこは広い草原(くさはら)で、よく横を通る場所だが、今までワレモコウを見た記憶がない。(見落とし?)。それなのにここに、こんなにワレモコウがあったなんて!

 さらに、辺り約10平方メートル部分だけの草が刈り残されていることに気づき驚いた。なぜか花好き?の刈り手の思いが伝わって来るようで、ほんわか心温まる思いがした。

 夕日が沈んだばかり、たそがれの空が美しい。はるか向こうには野焼きの煙がかすかに漂い、家々の屋根や稲を刈り取った水田跡などがぼんやりと見渡せる人里近い丘の斜面だった。

 脇に太い電柱が立ってはいたが、ススキの穂や幾重にも重なったカヤの葉、いろいろな雑草と一緒に細い茎を伸ばし、その先に咲く紅紫の花は次第に夕もやにかすんでいく。昔懐かし ワレモコウ。

 ところが数日後、花期を少々過ぎたワレモコウのあった辺りがきれいさっぱり刈り取られ、辺り一帯すっきりとした同じ斜面になっていた…。花言葉は「移ろいゆく日々」「物思い」「感謝」など。

 やっぱり…、花に親しむ刈り手の思いがあったのかなぁ。(香川 佳子)
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