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こうして生きる

2014/06/06 14:37:43
こうして生きる
 昨年の夏だった。まんのう町の香川県満濃池森林公園の散策道で、まるでトンボが飛んでいるような花を咲かせているオオバノトンボソウ(大葉蜻蛉草)2本に出合った記憶がある。

 その後、そこを通るたびに「あの花が咲いていたのはここだったな」とか、「あ、ここだ。枯れた花や茎は残っているんだ…」とか、当時を懐かしく思い出しながら歩いていた。

 ところが今年4月初めにふと見ると、あの枯れ茎の横から小さな薄緑色の新芽が出初めているではないか!草丈は約10センチ。「えっ? あの花の残茎から芽生えたんだろうか?」とびっくり。以降、通るたびにその経過を見守っていた。

 5月に入ると、新芽はどんどん伸びていく。それも、あの2本の枯れた茎の横にそれぞれ1本ずつちゃんと計2本、すくすくと伸びていくではないか。20センチはゆうに超えるだろう。

 だが、枯れた花の痕跡もかすかに見えるこげ茶色の親茎の存在感はとても大きかった。新鮮でさわやかな新芽とのコラボが頼もしく思えた。

 「このようにして生きていくんだ。子孫を残しいくんだ」と、今さらながら感動。茎は枯れても根は生きている!。そして、新しい命を芽生えさせ、後世につないでいく。その過程がこんなにもはっきりと見られてうれしかった。(香川 佳子)
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