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常徳寺で涅槃会

2014/03/12 10:20:12
常徳寺で涅槃会
 三豊市仁尾町矢田の常徳寺(平尾泰道住職)で3月8日、県の重要文化財・涅槃(ねはん)図を開帳して涅槃会が行われた。

 涅槃とは、釈迦入滅の日のこと。80歳で入滅し、約2500年になる。常徳寺では、6年に1回、県指定重要文化財の絹本著色八相涅槃図を開帳。図の部分を法量といい、縦204センチ、横167.5センチの大きさで、絹本仕立ての掛け軸を掛け、一般に公開している。

 八相涅槃図は、サラソージュの木の下で、木を枕にして頭を北に、顔を西に向けて横たわる釈迦を中央にした構図で、金箔を使って描かれている。

 その周りで、弟子たちやたくさんの動物たちが嘆き、悲しむ姿や、サラソージュの木までが悲しみのあまり咲いている花の色が白く変色してしまったといわれる様子を克明に描いている。

 図は両脇に、釈迦が母親に説法しているところや、弟子の純陀から供養を受けているところ、火葬後に弟子たちが分骨しているところなど、7場面を描いたもので、室町時代末期の作だといわれている。

 釈迦の死後、両眼をつむり、右手のひらを上に向けて、足元がみだれている様子の図は全国でも珍しく、長崎の最教寺と広島の耕三寺と、ここ常徳寺所蔵の物だけといわれている。

 参拝に訪れた人たちは、平尾住職の説明を熱心に聞いたあと、副住職が軽快で豪快に打ち鳴らす太鼓の音に合わせて、本堂へ入場してきた町内の寺の住職たち4人と声を合わせて読経した。

 その昔「お釈迦さまの鼻くそ」といわれ、アワやヒエなどの穀物を粉にして甘味を加えて丸めた団子を配っていた。その名残で、希少糖入りのあめ玉がお接待された。あめ玉をもらった参拝者たちは、大喜びで持ち帰っていた。(田井 あい子)
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