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タンポポと残雪

2014/02/21 15:41:01
タンポポと残雪
 2日前の大雪が、まるでうそのように思える2月16日の昼下がり、暖かい日光に誘われ、久しぶりに近くのあぜ道を歩いてみた。

 家から約100メートルほど西の所で、偶然冬枯れ色に咲くひと株のタンポポを発見。しかも、その脇には申し訳なさそうな雪も残っているではないか! タンポポと残雪、ほほ笑ましいコラボに驚かされた。

 その3日後にやってくる「雨水」(うすい・雪が雨に変わり、雪解けが始まる。忍び寄る春の気配に草木もよみがえる季節を表す言葉)にぴったりの光景だと、うれしくなった。「やっぱり外はいいなぁ」。空気はひやっとしているが、自然の冷気は気持ちがいい。

 タンポポは春の風物詩として昔から親しまれているが、江戸時代にはツヅミグサ(鼓草)と呼ばれていたとか。西行法師(1118〜1190年、武士・僧侶・歌人)が旅の途中、あばら家に宿をとり、近くの鼓ケ滝をみて、「伝え聞く 鼓ケ滝へ来てみれば 沢辺に咲きし タンポポの花」(鼓はタンポポの名前の起源からの縁語)と詠んだ歌もあるとか。

 茎を笛にし、太さや長さを変えてさまざまの音域を工夫。それなりのミュージック? を楽しんだ経験を持つ人も多いのでは…。C型肝炎のウイルスを抑制したり、健胃、利尿、催乳効果などももつと言われるタンポポ。

 成長点が地面近くにあり、葉が水平に広がって伸びるロゼット型で、表面の茎や花を刈り取っても容易に再生する。他の植物が生きていけないような厳しい環境下でも生きていける、生命力の強い植物とされているタンポポ。花言葉はいろいろあるがその一つ、「神のお告げ」が心に残った。

 今、私に対する神のお告げって? それを考えるチャンスを与えてくれた光景に感謝、名実ともに春の訪れを感じたいと思っている。(香川 佳子)
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