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秋告げるアオマツムシ

2013/10/09 10:08:02
秋告げるアオマツムシ
 リ―、リ―、リ―。秋も深まり、夜になると高く澄んだアオマツムシ(青松虫)の声がしきりに聞こえてくる。「県内の昆虫の中ではニューフェイス」と言われるアオマツムシ。何年か前、孫が補虫網で捕え、その姿を見たことが懐かしい。

 本県で初めてアオマツムシが確認されたのは、平成元年9月のことだったと言う。確認したのは、昆虫研究家で県レッドデータブック文献者でもある国分寺町の故豊嶋弘さんで、金刀比羅宮の境内で初めて確認。2年後には近くの櫛梨神社周辺でもかなりの数を確認したとか。

 アオマツムシは、明治年間に熱帯アジアから苗木に卵が付いて渡来した帰化昆虫。当初は東京などの大都市近郊に発生したが、四国では平成以前には見られず、県内での確かな生息記録も豊嶋さんの確認以前は皆無という。

 今では、近辺でも秋を告げる大きな存在となっており、体長は約3センチ。スマートな舟形で側面稜線近くに同色の線がくっきりと入り美しい。メスの背中は緑一色、オスの背中には金茶色の上品な模様がある。

 柿やサクランボ、庭先の木々で鳴く声はさわやかだが、その姿を見ることはなかなか難しい。ところが最近、オスが1匹、わが家の網戸に止まっているのを発見、久しぶりの再会でうれしかった。(香川 佳子)
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