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撤退やむなし…天霧城跡

2013/10/04 10:09:53
撤退やむなし…天霧城跡
 天気は、曇り空。いい感じ。涼しくなったら行こうと思っていた、弥谷寺(香川県三豊市三野町)を夫と訪れる。

 四国八十八カ所第71番札所 剣五山 千手院 弥谷寺は、天平年間に行基菩薩が創建。

 昼だというのに、参道は薄暗い。仁王様も余計に怖い顔に見える。ひとりで行くには相当の心構えがいる感じだ。ほどよい運動をさせてくれる石段を上り、あこがれの磨崖仏を見ることができた。

 古くて、趣のある本堂や大師堂をお参りした帰り道に「天霧城跡」という道標を見つけた。なぜか、距離が明記されていない。でも、なんとなく寄り道したくなった。

 森林浴気分で、「へんろ道」という札がかかった木に道案内されて歩き出した。山道はだんだんと険しくなり、クモの巣とやぶ蚊と戦いながら歩く。少し後悔の念がわく。

 30分ほど進んでいくと、山頂が近づいたのか、あたりが開けてきて、向こうに道標が見えた。元気をふりしぼり近づいてみると、「天霧城本丸跡へ」という表示の下に小さくボールペンで「約40分」と書かれてあった。

 落書きと言えなくもないが、わたしには親切な誰かの思いやりを感じた。ここから40分進む勇気はない。登山者が撤退するときの気分はこんなのだろうな、と思いながら引き返した。

 教訓 「距離を書いていない道標は要注意」。次は装備を整え、再挑戦したいと思う。(和泉 加奈江)
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