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「ほんまもん」テーマに三本松高文化祭

2013/09/12 10:07:55
「ほんまもん」テーマに三本松高文化祭
 東かがわ市の香川県立三本松高等学校(原彪校長)と同文化祭実行委員会(中内正和実行委員長)はこのほど、同校で「三高文化祭」を開催し、保護者、卒業生、地域の人々や他校の子どもたちなど1000人以上が訪れた。作品展、サイエンスショー、トリックアート、ブルーリボンコンサート、バザーや白鳥園の入所者手作りの財布や携帯入れなどの作品も展示即売されるなど、見所がたくさん。思い思いに、自分の目指すコーナーを見つけて、楽しい一日を過ごしていた。

 今年のテーマは、「Symbol〜目指せ三高の光り輝くほんまもん」と決定。この「ほんまもん」は、同校が創立110周年にあたって、大中三高会(三本松高校OB会)が、世界的な彫刻家の流政之氏に依頼し「ほんまもん」の記念碑を制作し、生徒が行き交う本館正門中庭に建立したもの。

 「ほんまもん」は、讃岐弁で「にせものではない、本当のもの」という意味。この像には「常に少年の心を持ち、ひろく大きな望みを抱き、ほんまもんを目指そう」の思いが込められている。

 今この学校のシンボルが生徒たちに定着しつつあり、この文化祭で一つになって、ほんまもんを目指し頑張ろうとテーマにした。この文化祭は、各クラスから選出された生徒会における文化祭実行委員が全体の企画をし15クラスと書道、科学、天文、SF研究など八つの部活動が、それぞれ独自の名案を出し合い協力し合って制作した想像力あふれる作品やパフォーマンスだ。

 校門には、2年2組がダンボールを駆使して制作した横約10メートル、縦約3.5メートルにわたって描いたトトロが温かく来場者を迎えてくれた。

 3階に上がると、1年1組がスマートボール、輪投げ、ヨーヨーすくい、射的、スーパーボールすくいの五つのコーナーに分け、夏祭りに来たような楽しい露店を出店、子どもたちがチャレンジして歓声を上げていた。さらに正面には、見事な神社の赤鳥居も制作され、その前には賽銭(さいせん)箱も用意され、見事なパフォーマンスが披露されていた。

 正門中庭では、書道部による「書道パフォーマンス」が開催され、周囲が多くの観客で埋め尽くされていた。ブルーシート(横6メートル、縦4メートル)に部員15人のうち6人が、大河ドラマ「風林火山」の音楽に合わせ、曲の中で出番を考えながら、交代して戦国時代の武将、武田信玄の名言「疾きこと風の如く 徐かなること林の如し 侵掠すること火の如く 動かざること山の如し」を、躍動する動きや姿で動乱の時代を見事に表現し、雄大なタッチで筆を運ぶと観客から歓声と拍手が沸いた。同時に部員による武将の戦いが筆の運びと融合し観客の目を引き付けていた。

 スプレーで周りの青を表現、風林火山は、それぞれの文字を、ブルー、緑、赤、濃い緑を使い、またモップを回転させながら火が燃えている様子に工夫を凝らしていた。

 このパフォーマンスは、部員が一丸となって知恵を出し合い、猛暑の中、2カ月かけて遅くまで学校に残って練習を重ねた成果。昨年、書道部は香川県で開催された「うどん県パフォーマンス大会」で準優勝をするなど、ここでも部員の「ほんまもん」を県下に示している。

 指導に当たっている同校の井関沙織教諭(27)は「部員の筆のさらなる上達と、これをきっかけに多くの人が書道に親しみを持ってほしい」と部員を陰で支える情熱と温かい心がひしひしと伝わってきた。(永峰 絹江)
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