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森田さんが写真展

2013/08/09 16:50:03
森田さんが写真展
 東かがわ市三本松の森田武雄さんが、同市の三本松ロイヤルホテルのレストラン・シャスラで、7月19日から8月31日まで、デジカメ日記「森田武雄・写真展」を開催しており、訪れた多くの人たちが何げない日常の風景が鮮やかに表現された作品に感動と新しい発見をしていた。

 森田さんの写真への思いは、昭和39年教員として、県立三本松高校に地理の先生として赴任した時からスタート。当時(約50年前)は、現在のような教材のなかった時代で、生徒たちに伝える手段もなかった。まず、机上論ぱんだけでなくビジュアルで伝えたいと、当時の給料の約3倍するカメラ(一眼レフ)を自費(月賦)で購入。工業化の当時、人々がどういう生活をし、産業にどう取り組んでいるのか、自分自身でその姿をカメラでとらえ、生徒たちに示そうと考えた。

 そこで、日本国内のみならず、教員の海外旅行の先駆を切って韓国、タイ、マレーシア、インドネシア、フランス、イギリス、ベルギー、ドイツなどヨーロッパ、アメリカと、次々と訪れ、ファンダーを通してその当時の国々の姿を見つめた。グローバルな世界観をもった人材育成に向け、カメラは、それを伝える最高の手段となっていた。

 森田さんは退職後、重要なポストにつき、多忙な公務員生活の中で遠のいていたカメラ撮影を復活させた。その間、カメラは、大きく進化し誰でも自由に思った映像が撮れるようになっていた。

 「デジカメを使って身近な出来事、日常の感動を伝えたい」と思わずシャッターを切った出品作品は全部で10点、その内「カンナ 夏の日 仲間たち」は、花に集まる小さな生き物の何げない姿が生き生きと映し出されており、ほっと心が和む。「赤蜻蛉 懐かしの情景」は、枝の先に止まった赤蜻蛉をバックに紫色の花を配し、シャッターチャンスを見事にとらえている。

 旧3町「元大内郡 大内小学校 訪問」は、大内小・中学校合併委員会の会長として、設計に当たり、図書館など子どもたちに、親しみの持てる部屋が、目に焼きつく。引田のひなまつり、白鳥のシバザクラなど地域の文化や観光も見事に表現されている。

 森田さんは「写真も教育と同じで、日の当たる所だけを見るのではなく、違った角度からの表情を表現していきたい。そこには、日頃忘れがちな日常の感動と楽しみがあります」と、写真への思いに、今も教育者としての温かい心が、伝わってくる。
(永峰 絹江)
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