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宇多津の鹿島踊りを後世に

2013/08/05 11:19:51
宇多津の鹿島踊りを後世に
 宇多津町の宇多津郷土芸能保存会(柏原幸雄会長)は、約360年の歴史を誇る「宇多津の鹿島踊り」を後世に継承しようと保存活動を始めて2年になる。

 昭和40年代に録音したカセットテープと柏原会長の父親がお盆のころ歌っていたのを聞き覚えていたのをもとに有志が集まって楽譜を作成。さらに会員たちが練習を重ね、今年4月にCDも作った。夏まつりのシーズンに入り、本番に備えて月2回の練習に熱が入っている。

 「宇多津の鹿島踊り」は昭和30年ごろまで、町内各地区の空き地でよく踊られていたが、時代の流れの中で町民の心の中から忘れ去られようとしていた。そこで有志が「伝承芸能をこのまま消してはいけない」と一念発起した。

 また「なぜ宇多津で鹿島踊りなのか」にも着目。宇多津町文化財保護協会の奥村貞夫会長に調べてもらった。

 その結果、江戸時代初め、高松藩に続いた大災害を常盤の国にある鹿島神社の神の力を借りて鎮めようとしたのが分かった。高松藩の西の端の宇多津から豊作を祈り、兇神を御幣に集め、踊りに仕掛けて次の村に送ると、里ごとに神主、または僧がそれを迎たという。村民は仕掛けられた踊りをまねて、次の村に送り、東かがわ市引田(旧大内郡坂元村)まで届けたそうだ。この踊りの形式は、掛け踊りと言われている。

 踊りの練習は8月5日午後7時から宇多津町商工会で、7日午後1時半から町保健センターで行われる。(宮下 恵子)
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