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雛の話(わ)が輪(わ)になって…

2013/05/24 13:57:18
雛の話(わ)が輪(わ)になって…
 「ご姉弟たちの雛(ひな)の話(わ)が、輪になって、和になるでしょう」と、親しい友からメールが届いた。

 その時、琴平町のギャラリーで「雛祭り展」が開かれており、夫の亡母の雛も飾られていた。112年前の素朴でゆかしいお雛様だ。

 夫の姉2人も誘い、3姉弟と私、そろってギャラリーを訪ねることになった。それで、この名文メールの到来となったのだ。

 3姉弟と言っても、89歳と80歳の姉、78歳の弟、人生経験は豊か過ぎるほど? 亡き母のお雛様を囲んでの思い出話は山ほどあった。義母とのお付き合い歴20年の私ももちろん、優しくしてもらった思い出を想起し、懐かしかった。

 義母はいつも優しい笑顔だった。特にしゃべらなくてもなぜかほっとする雰囲気をもっていた。近所のお嫁さんたちの駆け込み寺的存在でもあったらしい。

 お雛様を前に、雛の話(わ)から始まった姉弟らの語らいの場は近くにある金倉川流域の「ほたる見公園」へ。ホタルはまだまだだったが、ボタンの花が美しかった。

 次は、国営讃岐まんのう公園へ行った。見事に咲きそろったチューリップを背に、姉弟たちの話にも今昔の花が咲いた。

 今ほど物に恵まれなかった時代。子どもたちの遊び場や遊び道具は今の子たちには想像もつかないものが多いだろう。だが、それだけに創造性に富み、温かく楽しいものだった。

 木の実や草の根っこもおやつになり、ガキ大将の率いる遊び集団は子どもたちの成長の場でもあった。

 友のメール通り、雛を囲んでの話(わ)が、姉弟たちの心の輪となり、「また会おう、元気なうちになぁ」と、なごみの和となっていった。(香川 佳子)
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