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読書で心のわ広がる

2012/12/03 17:15:55
読書で心のわ広がる
 観音寺市の子ども読書の街づくり事業推進委員会(中山修法会長)は11月24、25日の両日、「観音寺子ども読書フェスティバル〜読書で広がる人のわ、街のわ、心のわ〜」を、同市坂本町の市中央図書館2階多目的ホールで開催。多彩な催しに市内各地から家族連れら約1000人が訪れ、本の楽しみを味わい親しんだ。
  
 24日は、市内全小中学校の希望児童生徒で構成するキッズ隊(75人)や地域の読書ボランティアが、大好きな絵本や紙芝居の読み聞かせをした。さらに郷土出身の詩人・絵本作家のすぎもとれいこさんによる、世界に1冊しかない自分だけの絵本づくりや、大好きな絵本の中に出てくる主人公やキャラクターで、キーホルダーやしおりを親子で作って楽しんだ。

 25日は、東京から招いた「まんじゅうこわい」「じゅげむ」などでおなじみの絵本作家・川端誠さんが「絵本っておもしろい!」と題して記念講演。「幼い時にいろいろな体験をしていれば、大人になって本を読んだときに体験とともに理屈が分かってくる。幼稚園や子どものころの絵本を読む経験は、豊かな成長につながる」と絵本の魅力を教えた。

 また、「森の木」の絵本を表情豊かに読み聞かせたうえ「自然は決して不自然ではない。人間は森や自然と共存しており、人間の営みがすべて小動物の営みに関与している。人間の手におえない科学技術など不自然なものは手にしてはいけない。人間は自然を見守り、足るを知らないといけない」と話した。またゴム版で制作した「十二支のお節料理」の絵本ができるまでの工程を、スライドで見ながら詳しく説明してくれた。

 午後には川端さんによる、子ども向けの絵本ライブがあり、おもしろおかしい開き読みに子どもたちは目を輝かせ、絵本の世界に大喜びで聞き入っていた。

 エンディングでは観音寺南小学校5年生70人が、群読「観音寺ちょうさ祭り」を披露。声と体が一体となって躍動感あふれる群読は、聞いている参加者の心に響きあい感動を与えた。観音寺中央高校吹奏楽部8人が「カントリーロード」など楽しい曲を演奏し花を添えた。続くフィナーレでは、今だ故郷に帰ることのできない被災地の人たちの一日も早い復興を願って、参加者全員で「ふるさと」を大合唱し幕を閉じた。

 大野原町から初めて訪れたという主婦宮崎益子さん(57)は「絵本への作家の思いや作るエネルギーが絵に表れていてよく分かりました。とても深いです。さっそく孫に読んでやります」と満足した表情で話してくれた。(矢野 幸子)
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