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近藤さんに感謝

2012/11/29 11:17:43
 おりーぶ通信、初代編集長の近藤弘さん(享年80、当時仁尾町在住)が、10月4日、ご家族に見守られながら天国に旅立った。

 四国新聞社の100周年記念事業として始まったおりーぶ通信は、今月11月で24年目を迎えた。

 平成元年に、県内各市町から当時170人の女性通信員が誕生した。近藤さんは、通信員募集から携わっており、紙面に記事を掲載するまで、おりーぶ通信の基礎を作ったと言っても過言ではない人だ。

 委嘱式の時に、記事というものを書いたことのない私たちに「明るく、ほのぼのとしていて、その記事を読んだ人たちが、行動を起こしたくなるような記事を書いて送ってください」と、みんなを激励した近藤さんの言葉は、24年たった今も脈々と受け継がれている。

 初心者たちから送られる山のように集まった原稿を、手書きの時代に校正するのは、並大抵ではなかったかと思う。ある時、「デスクでみんなの原稿を読んでいて、目を上げたら向こうの方が何にも見えへん」と言っていたことがあった。それほどの状態になるほど頑張っていた。

 新聞紙面に載り切らず没になった原稿を、近藤さんは「みんなの心がこもっているから」と、シュレッダーにかけず、滝宮天満宮で、全部お焚きあげをするという優しい気遣いの人だった。

 各地区で何度も講習会を開いて、記事の書き方を親切丁寧に指導しながら、通信員同士の親睦も深めた。近藤さんが退社してからも、途中で通信員を辞めた人たちも、第1期おりーぶ通信員の多くは、20余年近藤さんを囲み交流が続いていた。

 晩年は、徳島の娘さんの近くに住んでおり、残暑のころ体調が思わしくないと聞き、お見舞いに行き昔話に花を咲かせ「ありがとうございました」とお礼を言うことが出来た。帰りは、奥さんと一緒に門の外まで出てきて手を振って見送ってくれた。

 新聞記事を書く楽しさと、温かい仲間を作ってくれた近藤弘さんに感謝し、心からご冥福をお祈り致します。(田井 あい子)
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