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映画「しあわせ獅子あわせ」が完成

2012/11/15 14:17:51
映画「しあわせ獅子あわせ」が完成
 さぬき映画祭2011優秀企画作品の「The lion dance しあわせ獅子あわせ」がこのほど、釜次智久監督はじめ多くのスタッフの手で約9カ月かけて完成した。

 この作品は、さぬき映画祭2011映像作品企画募集(さぬき映画祭実行委員会が全国公募した「香川をイメージする映像作品」)において、全国から44作品の応募があった中、11作品が第1次審査を通過、第2次審査の4作品の中に選ばれた。しかも県内作品1作品のみの快挙だった。

 同監督は、映画製作実践講座(e―とぴあ・かがわ主催、 期間全8回・6月〜11月)で、SE・TO・BA・NA セトバナを仲間と共同で制作。香川の伝統文化である獅子舞は、徳島県の「阿波踊り」や高知県の「よさこい踊り」のように全国的に知名度はない。しかし、この素晴らしい地域文化を映像に残し、県内外で上映することで、香川の歴史ある文化を映画作りの面白さとともに、全国の人たちに知って欲しいという思いがある。

 さらに県内の人たちにも「獅子舞と伝統文化」を再確認してもらい、再び盛り立てる起爆剤になればという強い思いが、この作品を制作するきっかけとなった。

 映画制作にあたって、同監督はともにe―とぴあの映画実践講座で学んだ卒業仲間たちに声をかけ約50人のスタッフが集まった。主人公の小学生(喜多ユウヤ君)は、助監督の劇団員である伊賀千賀子さんを中心にホームページや県内の劇団員へも声をかけるなど、応募者を募った結果、約30人の応募があった中、オーディションを通じて選ばれた。

 今年3月31日に、東かがわ市の人形劇場・とらまる座を出発点にクランクイン。カメラ、レコーダー、ヘッドホンなど音声の機材、美術小物、衣装、撮影の食べ物や撮影場所などすべてスタッフが持ち寄ったり借りたりしたものだ。

 スタッフの職業はさまざまで、公務員、銀行員、高校生ら撮影を通じて出会い、意見を出し合い、フラットで映画制作にあたり、カメラマンも入れ代わりながら猛暑を乗り切った。

 映画は、都会からきた子どもが祖父の地方文化に触れ、役割を担っていくうちに人として成長していく過程を描き、その中で伝統や文化の必要性を考える作品となっている。

 スタッフの一人鉢峯輝敏君(16)は,映像を撮るのに興味があり、小学校5年生の時、父親の鉢峯純孝さんと一緒に同実践講座に参加し、第2期修了生でもある。その後、人形劇を自分で編集するなどスキルを磨いてきた。この映画では、クランクインから最後まで現場に出てマイクを持って録音を担当、映像の編集も手がけてきた。

 同スタッフの山下剛史さんと合田利邦さん(広報担当)は「みんなが同じ目線で意見を出し合い、協力しながら平等な映画作りの楽しさと映像が形に残り、多くの人に香川の文化を伝えるのが楽しみ。一人でも多くの人に見にきて欲しい」と次のステップに目を輝かせていた。

 釜次智久監督と多くのスタッフの汗と思いの詰まった「The lion dance しあわせ獅子あわせ」。来年2月の公開が待たれる。                                      (永峰 絹江)
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