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一粒の種から花咲かせた絵手紙

2012/09/27 13:34:41
一粒の種から花咲かせた絵手紙
 高松市円座町の池田敬子さんが、同町内の“Cafe旬菜”で9月7日から開いていた「待ちわびて秋」をテーマにした絵手紙展が大勢の来場者を魅了して25日に終わった。

 落ち着いた和風の店内に調和した季節感あふれる作品など約50点は、絵手紙愛好家らから「元気が出て癒やされる」と感動と賞賛の声が多く上がっていた。次々と来店する人たちの接客に忙しいオーナーの奥さん、松本イヅミさんは「私も池田さんのファンであり、応援者なの。絵も文句もすてき。毎年開いており、来年も開いてほしいです」と笑顔で話す。

 絵手紙は、絵と絵に添えた短い言葉で相手に伝えたい気持ちを送る手紙である。1997年にNHKの通信講座で絵手紙を始め、以来夢中で描き続けたという池田さんの作品は、元気と優しさを届け、命の大切さを感じさせるものが多い。まるで心のキャッチボールのように。

 展示作品のひとつに「一粒の種から花咲かせること16年目…」とある。来場者を魅了する絵手紙に添えられている簡潔で明瞭な文は、40年余り続けている俳句歴から生まれてくるらしい。

 また、人や地域のために役立ちたいとの思いから円座コミュニティセンター、かがわ総合リハビリテーションセンター、日本鉄道OB会など各所で絵手紙を教えている。お年寄りや障がいのある人など弱者の気持ちに寄り添う温かい指導法は、かつて医療現場で働いていた経験が生かされているそう。

 展覧会も3月に開いたサンポートの市民ギャラーでのJR四国OB4人展など仲間展や個展など積極的に行っており、エネルギッシュな活動をしている。「年とともに体は衰えるが、心は衰えさせない。より濃い充実した時間をおくりたいから」と若々しい笑顔で晴れやかに話す池田さん。人は実年齢にかかわらず生き方次第で自分史が刻まれていくようだ。                                       (野網 則子)
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