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自然界の妙 イソウロウグモ

2012/09/13 15:55:50
自然界の妙 イソウロウグモ
 自分ではアミを張らずに、他のクモが張ったアミに自分の卵のうをくっ付ける、名実ともに居候生活をする、イソウロウグモ(居候蜘蛛)に偶然出合った。9月9日、まんのう町七箇の山道でのこと。

 卵のうは直径が3〜4ミリの極小球形で淡い茶色。2センチほどのクモの糸で吊り下げられ、これが約2センチの間隔で二つ、ちょうちんのようにぶら下がっていた。

 小さくて目立ちにくいが「何だ、これは?」と、思わず足を止める珍しさ、かわいさだった。そばには、か細い手足の親?グモがこれらを見守っていた。

 翌日未明の激しい雷雨の後も、同じ卵のうと親グモの姿を確認。その翌日にも驟雨(しゅうう)があり、一つの糸は1回転していたが卵のうは無事存続。細い糸は保護糸として、卵のうを守る役目を果たしているとか。

 やがて卵のうの下端に子グモの出口ができ、一つの卵のうから50匹前後の赤ちゃんグモがふ化するそうだ。期待しながら、経過を見守っていきたい。

 イソウロウグモにも、アカイソウロウグモ、シロガネイソウロウグモなど十数種類がおり、どの種も他のクモのアミに入り込んで生活をする点では同じだが、宿主となるクモは種ごとにほぼ決まっていると言う。

 ここで出合ったのは、図鑑などから、クサグモ、ヒメグモなどに居候をする、ヒメグモ科・イソウロウグモ亜科のチリイソウロウグモと判明した。ともあれ、クモの中にも、居候をする種がいたとは! 自然界の妙に触れるのもまた、楽しいものだ。                                        (香川 佳子)
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