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桃太郎サミットでおとぎ話の奥深さ知る

2012/09/10 13:33:11
桃太郎サミットでおとぎ話の奥深さ知る
 日本全国には桃太郎伝説ゆかりの地が30カ所はあると言われている。桃太郎伝説を広め、地域の活性化につなげようと、香川、岡山、奈良、愛知、東京など6市4町が持ち回りで桃太郎サミットを開催している。

 今年は「古事記」を編纂(へんさん)した太安万呂の生誕の地、奈良県で第12回全国桃太郎サミット田原本大会が行われた。桃太郎、太安万侶にゆかりのある寺社を巡ったり、「風流舞奏楽」のメンバーによる「呼び込み太鼓」や、紙芝居で「ももたろう完結版」を披露するなどして、参加者を楽しませた。

 古事記1300年紀事業の一環で、2012年から2020年まで「記紀・万葉プロジェクト」(古事記・日本書紀・万葉集)として、いにしえに思いをはせる行事が奈良県内で開催されることになっている。各地の「桃太郎の会」は、文献や資料などで「桃太郎」を研究し、地域で伝説を広めている。

 古事記から、第7代孝霊天皇の皇子が「桃太郎」のモデルと解釈され、岡山では孝霊天皇の第3皇子・吉備津彦命、高松では孝霊天皇の第8皇子・稚武彦命が桃太郎として伝えられている。

 「桃」は日本神話に登場する伊邪那岐命が、黄泉の国で難を振り切る時に使った「桃」に由来するといわれる。また、孝霊天皇が国を治めた時代、その地が桃の産地だったことから、「桃の地に生まれた男の子」ということで「桃太郎」と呼んだという説もある。日本各地にある「童話桃太郎」で「桃」が流れてくる擬音語は、各地の話の数だけあるという。

 孝霊天皇の時代は紀元前200年代。そこから端を発した桃太郎伝説。長い歴史と壮大さ、奥深さを感じる桃太郎サミットである。桃太郎の存在、伝説をひも解き、「自分の心の中にいる鬼を退治」「安心と平和」につなげた。わが町こそが桃太郎の本家本元という主張はいらない。全国の桃太郎はみな兄弟、手を取り合って、鬼退治することが務めということだ。

 高松市鬼無町から参加した桃太郎愛好家9人は、鬼無桃太郎神社で行う鬼無桃太郎まつりにたびたび訪れ、盛り上げに一役買っている東京の「きびだんごの会」の松川忠嗣さんらと再会し、桃太郎談議や情報交換をして交流を深めていた。                                      (横倉 ゆみ)
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