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日本の衣文化伝える福本さん

2012/08/31 14:45:30
日本の衣文化伝える福本さん
向かって右端が福本さん
 観音寺市坂本町の福本種子さん(82)は、四国新聞の文化教室で着付けを教える傍ら、観音寺市へ訪れる外国人たちにボランティアで、きものを着せたり、自分で着付けられる方法を教えて日本の衣の文化を伝えている。

 福本さんは、きもの着装教師歴30年以上で、「外国の人に日本の文化をぜひ味わってほしい。きものは、体を包むだけでなく人の心も包む。よいきものは四季の模様が入り、表も裏も美しいので実際に着てみて、日本の衣の文化を肌で感じてほしい」と、出会った外国の人に快く、手早く、パパッと着せて体験させている。

 数年前には、オーストラリアからの交換留学生として観音寺市へ来ていたベリンダさんに、振り袖の着付け、ふくら雀の帯結びを自分で着付けられるように指導。ベリンダさんは、着付け愛媛県大会で1位に輝き、帰国後、お国で披露し皆を感動させたそうだ。

 今年2月には、観音寺市琴弾公園内の雅之郷にある能楽堂で、音楽の都ウィーン(オーストリア)から、高瀬悠太さん(29)=母の実家が観音寺=率いる弦楽四重奏団パシフィック・カルテット・ヴィエナが演奏した時も、公演後、観音寺市国際交流協会の伊瀬保子さんから衣装の提供を受けた。出演者で、スイスのサラさんには振袖、台湾のシャンウーさんには紬の長じゅばんとうち掛け、鎌倉の山中さんには黄八丈、高瀬さんには紬のアンサンブルを着せ、能楽堂の舞台を背景に記念撮影した。

 記念写真は、装道礼法きもの学院の月刊誌の写真コンテストで見事銀賞に輝いた。出演者のそれぞれの国の家族からは、大変喜ばれたそうだ。

 福本さんは、仲間と一緒に、施設の少女たちに浴衣を着せたり、障害のある人に花嫁衣装を着せるなど、着る人も着せる人もともに明るく心温まるボランティアを展開している。

 福本さんは、家で眠っているきものを着てほしいと呼びかけ、簡単に楽に腰紐1本で着られるような方法を指導している。                                      (田井 あい子)
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