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デコ芝居新演目の練習に熱気

2012/08/28 10:19:13
デコ芝居新演目の練習に熱気
 高松市円座地区社会福祉協議会は9月17日、地区内のお年寄り(75歳以上)を円座小学校体育館に招待して敬老会を開催するが、お年寄りの中には、式典後に行われる多彩な演芸プログラムを楽しみにしている人も少なくない。

 円座町の伝統文化・人形浄瑠璃の香翠座デコ芝居保存会(田井三智夫会長、会員20人)も毎年出演している。今年は特に新しい演目の生写朝顔話(しょううつしあさがおばなし)〜宿屋の段から大井川の段〜でお目見えしようと田井会長(70)らメンバーは練習に余念がなく、練習会場となっている八王子東永井集会場は熱気に包まれている。

 敬老会の近づいた8月26日、同保存会は三味線と琴の弾き手、浄瑠璃の語り手、人形の遣い手が一堂に集まり、通し練習をしていた。

 三味線と琴の音に合わせた高らかな浄瑠璃語りと人形遣い。人形は息を吹き込まれたようにしなやかな所作を繰り返す。朝顔話は目が見えなくなった娘、深雪を中心に繰り広げられる悲恋物語であるが、1991年10月の第18回高松市市民文化祭に上演して以来、今日まで構想を温めてきたもの。

 今回、深雪の人形は山崎謙治さん(62)、茜さん親子ら3人が遣う。山崎さんは「市民文化祭当時は、鳴り物も語りも全て録音テープだった。このごろは多くの情報があり、鳴り物や人形の動きにも工夫を凝らすことができる。なぜか自分は女役ばかりですが…」と笑みを浮かべる。

 田井さんも「人形が琴を弾く情景には会員の佐立敏子さんが琴を弾く、人形2体の衣装も新調できた。人材と衣装が整い、敬老会に季節感ぴったりの朝顔話、念願の演目です」と意気込みを語った。

 田井さんと山崎さんは、同保存会の貴重な男性会員。ともに父親の後を引き継いで保存会を守り、次世代に継承する決意が軽やかな口調に見える。なお、同保存会は10月20日、徳島市藍場町のあわぎんホールで行われる全国人形芝居フェスティバルで、「伊達娘恋の緋鹿子〜火の見櫓の段〜」を上演する。                                      (野網 則子)
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