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秋祭りに向けて浦安の舞

2012/08/20 10:57:30
秋祭りに向けて浦安の舞
 「天地(あめつち)の 神にぞ祈る 朝なぎの 海のごとくに 波たたぬ世を」。これは平和を祈る神楽「浦安の舞」の歌詞である。夏が過ぎ稲穂が垂れるころ、讃岐路は祭り一色に彩られ、彼方此方の神社では浦安の舞が奉納される。

 高松市一宮町の田村神社(池田博文宮司)で8月16日から3日間、県神社庁香川支部(支部長=山崎八幡神社・片岡通忠宮司)が支部内の女性神職らを講師に迎えて、浦安の舞夏期講習会を実施。支部内外の各神社から巫女(みこ)と呼ばれる小学2年生から中学生までの子どもたち55人が受講した。

 舞の手本を見せながら丁寧にゆっくりと指導する宇佐八幡神社(同市香西本町)の泉川淑子宮司らの一挙一動に、懸命に覚えようとする子どもたちの目が注がれる。最終日の18日には扇舞も鈴舞も見事に出来上がり、合同練習から神社ごとに次々とステージに立って舞を披露する巫女たち。その光景は、本装束で身を包み、額を前天冠や花かんざしで飾った荘厳できらびやかな舞姫を連想させる。今後は地元の氏神さんに帰って、さらに研さんを積むことになる。

 宇佐八幡神社の巫女は5人。下笠居小6年の高橋風花さん(11)と溝内万祐さん(11)の2人と香西小4年の大石茉莉奈さん(9)と楠香澄さん(9)遥菜さん(9)姉妹の3人である。高橋さんと溝内さんは「今年は2年目、昨年いた先輩がいなくなり今年は後輩ができた。難しいけれどお手本にならないといけないから緊張する」と神妙に話し、高橋さんは「この講習会がなかったら正座もできなかったし、踊りもできなかった」と晴れ晴れとした口ぶりだった。

 傍らで聞いていた大石さんたち4年生の3人は「来年は私たちが先輩になる」と張り切っている。どうやら同神社の巫女の任期は2年サイクルのようだ。

 同支部の講習会は始まって約40年、泉川宮司の指導歴も23年になる。泉川宮司は「昔と同じ考えではいけないし、自分の勉強にもなる。伝統の舞を後に引き継ぐことが私の大切な仕事です」と決意を語った。                                       (野網 則子)
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