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奉仕活動で山の自然を守る

2012/07/09 10:54:23
奉仕活動で山の自然を守る
 高松市円座町の「いざ堂山を守る会」(田井三智夫代表)は、地元自治会や「堂山で日の出を愛でる会」(尾方敬志会長)らと連携して西山崎町、岡本町、国分寺町、中間町地内にある堂山(標高304メートル)や六ツ目山(標高317メートル)周辺の維持と景観の復活を目指す活動をしている。

 梅雨の晴れ間の7月8日、「堂山で日の出を愛でる会」の有志10人が、堂山の中腹にあるウバユリの群落を守るため、山肌60メートルにわたって長さ150センチの杭10本を打ち込んでロープを張った。そこに「みんなで保護しましょう。大切な堂山の植物です」や「自然を大切にしよう」のメッセージプレートを丁寧に取り付けていた。ウバユリの保護、自然保護の訴えをロープとプレートに託す作業である。

 NPO法人県里山ガイド組合の一員でもある若狭和雄さん(65)=円座町=は「地元の、古里の山にこのようなことをしなければならないとは非常に残念。自然を守れない皆さんに注意を促して植物を保護したい」と語り、奉仕活動を終えた参加者も一応安堵の面持ちだった。

 早朝に域内外から綱敷天満神社前に集合した若狭さんら60歳〜70歳代の参加者は、自然保護への思いを胸に重い杭やロープ、槌など作業道具を担いで北登山道を登って来た。雨後の滑りやすく足場の悪い場所だが、互いに声を掛け合い協力して1時間ほどで作業を終えた。

 近年、堂山は里山愛好家の人気スポットになり、登山者数も増え続けている。同守る会は登山道の清掃や雑木の伐採、植栽など維持管理に努めるが、心ない人たちもいるらしい。美しい花は折られ、貴重な花は株ごと抜かれるなど被害続出のようである。今はつぼみで、まもなく開花するだろうウバユリの群落も、もうすでに荒らされた形跡があるという。

 山の動植物など自然の楽しみは独り占めしてはいけない、楽しみは分け合って…。その場所で観賞し、持ち帰るなら写真撮影が一番だ。                                      (野網 則子)
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