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粟島は魅力いっぱい  夢の島

2012/06/20 10:22:30
粟島は魅力いっぱい  夢の島
 三豊市詫間町の荘内半島沖合にぽっかりと浮かぶ粟島。このほど島の最高峰・城山(標高222メートル)登山と梵音寺のタブノキ見学を目的に須田港から船に乗った。

 船が粟島港に近づくと、真っ先に先人の息吹をほうふつさせる島のシンボル「粟島海洋記念館」(旧国立粟島海員学校本校舎)の青い建物が見えてくる。わずか15分の乗船で粟島港に着いた。

 まず城山に登った。展望台に立って思わず「うわーっ」と大きな歓声を上げてしまう、それほど壮観な眺望だ。展望台からは瀬戸内海を360度のパノラマが広がっている。

 感動の余韻に浸りながら、もう一つの目的地、タブノキを求めて梵音寺を訪ねる。途中、家の窓や出入り口に頑丈な板を打ち付けた1軒の空き家に出会う。庭先に1本のグミの木がすっくと生えており、枝葉は茂り赤い実がすずなりだ。季節を知らすグミの木は主の帰りを待っているかのよう。ふと、過疎の地という言葉が頭によぎり、首を横に振る。

 やがて梵音寺の山門が見え、境内に入って左手に進んだ。あった! 大きなタブノキが。文献によるとタブノキは、常緑高木で海に近い肥沃な土地に自生するらしいが、粟島のタブノキも樹高が10メートル、胸高幹周が3.7メートル、枝張りが東西5メートル、南北15メートルと記されている。折しも中高年のグループが興味津々の様子で、木の周りを回ったり、幹を抱えたりしている。梵音寺のタブノキは隠れた見所だ。

 帰路に立ち寄った粟島漁協の女性が「粟島のタブノキはたましいの木、霊木なの」と話した。片隅に粟島在住・松田悦子さん著作の「あわしまほのぼのうおっちんぐ」が重ねてあった。その中の「あわしまのむかし話C竜眼の木とお太子さん」に面白い逸話が載っている。

 粟島は豊かな自然と人情とロマン溢れる島だった。もっともっと多くの人が訪れて島がにぎわってほしい。                                       (野網 則子)
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