天気予報を見る
 
新聞購読申込
TOP > おりーぶ通信 > 記事詳細

おりーぶ通信

エリア

コーナー

過去のニュース

瀬戸内海に掘り出し物

2012/06/13 15:54:37
瀬戸内海に掘り出し物
 先日、しまなみ海道をドライブした際、生口島の「耕三寺」というお寺に立ち寄った。ここは、日光東照宮の陽明門をまねて作られたきらびやかな門が有名なところ。入場料1200円を支払うと、券とスタンプラリー用紙を手渡された。

 まず、潮聲閣(ちょうせいかく)という、耕三寺建立発願の原点となった建物に入る。昭和初期に耕三和上のお母さんのために建てられたそうだ。仏間を広くとっていたり、ステンドグラスを配した豪華な洋室があったりと、随所に母への想いが感じとれる。実業家であった耕三和上が、母のために仏門に入るということにも心打たれる。

 その他の塔やお堂などは、奈良や京都などの寺院を模倣したものが点在していて、「なんとなく、どこかの国のテーマパークっぽいなぁ…」と少し疲れていたところ、「未来心の丘」という立て看板が見えた。少し距離があるみたいなのでパスしようか、と思ったがスタンプラリーのマスを埋めたかったので、ヨイショと、掛け声をかけて行ってみた。幸いにもエレベーターがあった。

 少し昇ってエレベーターの扉が開くと、そこは別世界だった。まるで白の世界。その小高い丘の上はまるでイタリアのトスカーナ地方(行ったことないけど)のような白い大理石でできていた。

 広島出身の彫刻家杭谷一東氏がイタリアから運んできた大理石で造った、大小さまざまなモニュメントが並び、眼下に瀬戸内海と島々。あいにく、当日は曇り空だったが、これで青空だったら真っ白な大理石と海と木々の緑とが、美しいことこの上ないと思った。

 おしゃれなイタリアン・カフェもあり、おいしいコーヒーとピザとチーズケーキをいただいた。窓からの眺めもやっぱり素晴らしかった。お寺に来て、こんな景色に出会うとは思わなかった。

 失礼な言い方かもしれないが、掘り出し物をした気分になったのは間違いない。まだの方は、ぜひ訪れてみていただきたい。心が洗われるような気分になるはず(記念スタンプ5カ所分を集めて、絵葉書を1枚いただいたことを付け加え)。                                                (和泉 加奈江)
▲このページのトップに戻る
購読のお申込みは0120-084-459

SHIKOKU NEWS 内に掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。 すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。

Copyright (C) 1997- THE SHIKOKU SHIMBUN. All Rights Reserved.