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麹の里 室本町で麹製造フル回転

2012/05/11 12:05:21
麹の里 室本町で麹製造フル回転
 「魔法の調味料」として話題の塩麹がはずみ(ブーム)となり麹の里、観音寺市室本町では麹の製造がフル回転。県外への発送も増えている。

 伝統500年の津久茂発酵所(久保知子代表)では、例年秋まつりが過ぎると、もろぶたを洗い、お正月の白味噌づくりまで一時の休みがあったが、昨年は休みなく製造を続け、今年明けごろからは品薄状態のときもあったという。

 麹と言えば、西讃地方ではおまつりの甘酒と称されてきたが、「ずっと御祭りなんですよ…」と久保代表。こだわって自家製のお米を持参する人もいる。

 作業所では30年以上のベテラン従業員石川サエ子さん(75)たち7人が交代で、昔ながらの手作業で袋詰めをしており、1日に300袋から500袋(1袋生麹5合)に精を出している。麹に毎日携わっているので手や肌はしっとりつやつやな彼女たち、「お仕事ができるのは幸せです!」と笑顔が絶えない。

 郷土史家によると、室本麹は少なくとも室町時代後期に盛んに製造され、麹座としてもしっかりとした組織があったと考えられ、地名の由来にもなっている。麹の神様をお祭りしている皇太子神社は市の無形文化財に指定されている。

 日本の歴史的伝統食で、健康発酵食品として手造りの味、健康管理に活用していた麹が「故郷」「田舎」「母親」といったイメージと共存しながら利用されてきた。

 県外への発送も多くなり、山口県の愛好者には納豆に混ぜて食べるので1週間に1回送付、鹿児島県や北海道よりお四国参りに来てスーパーで購入していたので送ってくださいとのいろいろな反響を呼んでいる。

 発酵調味料としての塩麹からシニア向けに醤油麹、甘麹などと麹を使って発酵させて味に深みをつけた手造りの味に発展している。                                     (窪田 利栄)
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