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ツクシも顔を

2012/03/08 13:55:56
ツクシも顔を
 今年も、遅まきながらまんのう町福良見のあぜ道でツクシ(土筆)が頭をもたげているのに出合った。奇しくも、この日は土中の虫も顔を出すと言う啓蟄(けいちつ)の昼下がり。

 河川の土手、野原、田のあぜなど日当たりのよい所に自生。昔から春の風物詩として人々に親しまれ、俳諧では春の季語にもされているツクシ。「田鼠(たねずみ・モグラの別名)の 穴からぬっと 土筆かな」。小林一茶のユーモラスな句も知られている。

 「ツクシ誰の子、スギナ(杉菜)の子」。懐かしい言葉だが、ツクシはスギナが繁殖するための胞子を撒(ま)く。あの袴(はかま)はツクシの葉っぱに当たるとか。

 食通には、古くからほろ苦さが愛されていろいろな調理法が伝えられている。現在も老若男女を問わず、知る人ぞ知る、意外に愛でられているようだ。

 定番はゆでてアクを取り、好みの香辛料を添えてお浸しに。また、ゴマ和え、からし和え、卵とじ。その他工夫をしたオリジナル調理もできる。

 豪華なメニューがあふれる今、「素朴な昔風の食材も味わいたい」。そんな声も聞かれる。遅かった春、だが、ツクシも顔を出し、いよいよ本番となって来た。                                      (香川 佳子)
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