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この巣穴は誰のもの?

2012/02/03 10:30:23
この巣穴は誰のもの?
 この巣穴は誰のもの? まんのう町七箇の山道から1メートル近く離れた枯れ草や枯れササに覆われた所に、直径が三十数センチの丸い穴が空いているのを見かけた。

 一昨年、少し離れた所でノウサギに出合ったことがあったので「ノウサギの巣穴かもしれない!」と思った。ネットで調べたが違っていた。ある人は「イタチじゃない?」と言った。「なるほど…」と調べたが、やっぱり違っていた。

 巣の素材が似ているところから「コマドリ?」説まで出たが、やはりノ―。心当たりの人に尋ねたり、あれこれ仮定しては調べてみたが答えの出ないまま1カ月が過ぎた(巣穴はずっと存続)。

 ところが一昨日、塩入温泉でのこと。裸の付き合いをしている多度津町の知人、平野利至子(としこ)さんが写真を見たとたん「あっ、これ、ウリ坊の巣や! イノシシの赤ちゃんのウリ坊の!」と、すかさず言った。「え? ウリ坊の?」と驚いてしまった私。

 イノシシの足跡や削った土砂はこの辺りでよく見かける。「イノシシはどんな巣にいるのだろうか?」と思うことはよくあるが「まさか、あの頑強なイノシシが、こんな枯れ草や枯れササの中に?…」と驚いたのだ。だが、半信半疑の思いながら、調べてみるとまさに正解! 写真も、説明も、その通りだった。

 平野さんは10年ほど前、同町塩入の山の中腹で、これと同じ穴を、連れていた犬が発見。犬が穴の前に駆け寄ったとたん、中から小さな3匹の動物が飛び出して来たとか。

 「何?」と驚く平野さんに、今は亡きご主人が「ウリ坊や、イノシシの赤ちゃんの」と、教えてくれたとか。平野さんにとっては、「思い出の巣穴」と言うことになる。

 この巣穴は、イノシシがもぐり込んで昼寝をしたり、子どもを育てたりする所だったのだ。私も含め、「人生、長く生きているけど、イノシシの巣穴って見たことがない」と、言う人も多いようだ。                                     (香川 佳子)
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