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「シベリア抑留」読者から

2011/12/28 11:00:51
 暮れも押し迫った12月24日の夜、まんのう町吉野の鈴木信男さん(86)に、男性の声で電話がかかって来た。

 「ネットで見たのですが、戦争でシベリアへ行っとったんですね。先生、ご丈夫ですか?」と、ねぎらわれたと言う。12月14日付の本欄に掲載された「壮絶な日々 シベリア抑留」を読んだ人からの電話だった。

 従軍の前後に、県内で教員をしていた鈴木さんは、一瞬驚きながらも「教え子かな?」と思いつつ「あぁ、元気でやっとりますよ」と答えた。

 先方は「香川県出身だが、今は埼玉県に住んでいます」と話し、「シベリアではえらい目にあって大変でしたね」と続け、「抑留者の気持ちがよく分かる。私も、みんなに伝えたい(戦争の空しさ・悲しさ・平和の大切さなど)と思うけど、今はその機会がありません」と話した。

 自分の名前や経歴は明かさなかったが、高松の空襲を知っており、戦争とつないで話をしたり、「またな、先生」と、懐かしがっていたり。「やっぱり教え子かも…」と思っているとか。

 また、「彼はシベリアには行っていないが、戦争の体験はあるらしい」と感じた。昔、高松市での勤務もあったので、もし当時の教え子なら戦争に行く年齢とも合致するからだ。

 突然、この予期しない電話を受けた鈴木さんは「私の話(講演)がネットで紹介されることは知っていたが、ネットがこんなに広く日本中に伝わり、知らない人からもこんなに速く反応が返って来るとはビックリした」と、話していた。

 鈴木さんにかかって来た電話の話から、「ネットおりーぶが全国を駆け巡り、都会も田舎も、老いも若きも、みんなの心をつなぐ絆になってくれれば…」と、今まで以上に痛感するようになった。                                         (香川 佳子)
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