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心をひとつに迎春準備

2011/12/07 10:24:04
心をひとつに迎春準備
 冬温(ぬく)し12月4日、高松市西山崎町の堂山ふもとにある綱敷天満神社と護国神社の大しめ縄が新しいものに取り替えられ、迎春準備も着々と進んだ。

 長さ4メートルの綱敷天満神社と3.7メートルの護国神社の二つの大しめ縄は、地元の上所下自治会(福家勝会長)の男女23人が、早朝から綱敷天満神社のお旅所で心をひとつにして作った。

 男性たちは千歯こきでわらくずを取り除いた稲わらを1本1本手作業で丁寧にそろえ、大きな棒状の縄を3本作った。2本を二手に分かれて持ち、ねじりながら交差を繰り返して編む。編み上がったら残っている1本とあわせて同様に編み、はみ出たわらははさみで切りとり、大しめ縄の形が整う。最後に別に作った垂れを3カ所に差し込んで出来上がり。

 大しめ縄作りは、大変な力と阿吽(あうん)の呼吸が必要のようで、藤谷正男さん(61)ら編み手の額には汗が吹き出ていた。「もう少し広げて、もう少しねじ込もう」「はいはい」と作業を確認する声、「まーちゃん」と仲間を愛称で呼ぶ声、秋祭りが終わり静かだった初冬のお旅所に元気な声が飛び交い活気が戻ってきた。

 作業途中の昼食はお旅所横の地区集会場。女性たちが心を込めた手作り料理はうどんやそば、おむすび、揚げ物と盛りだくさん、男性たちの食欲も旺盛で豪快だった。藤谷さんは「昨日とは打って変わったいい天気でよかった。本当にみんなが和気あいあいで楽しい」と晴れやかに話すと、テーブルに和やかな笑みが並び会話が弾んだ。

 しめ縄作りは毎年の恒例行事で、同自治会62戸が1〜6組に分かれて輪番で行っている。70代の男性は「平成2年に集会場ができてからはここでしているが、幼いころは個人の家でしていた記憶がある」と話した。

 近年希薄になりがちな住民の絆は深く、古いよき伝統を大切に脈々と継承している貴重な地域だ。                                       (野網 則子)
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