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水の郷 ゆるり里山歩き

2011/12/01 13:21:40
水の郷 ゆるり里山歩き
 観音寺市大野原町の五郷で11月5日、「水の郷 五郷ゆるり里山歩き」が行われ、五かく山のひとつ、内野々地区の観音堂や神社を巡りながら歴史と信仰の世界を探索した。

 市内や隣市から「香川まちづくり観光サミットin観音寺」観音寺市観光協会による「かんおんじの魅力まるかじり」八つの体験プログラムの一つに参加した17人と香川大学経済学部の西成典久准教授研究室(五郷のまちづくり 里づくり活性化プロジェクト)の学生たちが、地元の藤岡修さん(67)と藤岡紘さん(69)のガイドで五郷活性化センター(元五郷小学校)を出発した。

 地区内で唯一の横断歩道と信号を渡り、たわわに色づいたミカン畑の中を散策しながら柞田川に架かる櫃負橋(ひつおばし)を渡ると内野々地区の櫃負観音堂とへんろ道雲辺寺さんへのちょう石(45ちょう)と合流する。

 この櫃負観音堂は昔、亀山天皇の命で雲辺寺御参拝の折、従者が背負ってきた経巻をお祀りしたと伝えられている。雲辺寺登山道の登山口として多くの人たちのお参りもされてきた。

 参加者たちは思い出したように「子供のころ初詣に五郷小学校に集合して登ったのはこの道だったんだ。ロープウェーが出来るまでは…」と話していた。 観音堂では地元の人たちから、うれしいお接待を受けていた。

 真新しい紙垂のついた竜王さんや祠、地元の氏神さん三部神社に手を合わせながら湧水の出口を見つけたり、藤岡さんたちが子供のころによく遊んだと言う自然石でできた石積みの地下水路、そして水車小屋があったところなど、せせらぎの音を聞きながら、ゆったりゆったりと石積みの文化や日本の原風景を歩いた。
石垣の上に建てられた内野々観音堂は、明治初年まで寺子屋を営んでおり、近隣の子供たちに読み書きを教えたところだ。

 平成17年度を最後に120余年の歴史を刻んで廃校になった元五郷小学校の児童や幼稚園児の通学路であり、土や落ち葉の柔らかさを足の裏に感じながら歩いた。あいにくの雨の中だったが、しっとりとした1時間の里山散策となった。

 昼食は、石井店で温かい郷土料理「だんご汁」を食べたあと、「五郷わらびの会」会員たちの指導でこしらえた手作りこんにゃくをお土産に持ち帰った。学生たちも童心にかえりムカゴや野いちごを手のひらいっぱいに摘み取っていた。                                      (窪田 利栄)
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