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巣箱「小鳥のマンション」

2011/11/28 10:19:07
巣箱「小鳥のマンション」
 風もなく空一面晴れの11月26日、高松市の円座校区子ども会育成連絡協議会(新海千賀子会長)の子どもたち10人が、同市西山崎町にある堂山(標高304メートル)の4合目から展望台までの高木7本に巣箱を1個ずつ丁寧に取り付けた。

 巣箱の名前は「小鳥のマンション」、子どもたちが名付けた。巣箱は同会が夏休みに開いた工作教室で、町内の中村一男さん(72)の指導を受けて廃材を活用して作った。 焼き杉板で連なった三つの空間(部屋)を作り、そこにペットボトルの口を同じ方向に向けて1個ずつはめ込んで固定。三つのペットボトルの口は小鳥の出入り口である。

 出来上がった長方形の箱を縦にすると、まるで3階建てのマンションのように見える。縦にしたまま上下2カ所を布のひもで木にくくり付けた。使ったひもも、縫製工場の裁断後に残った布の切れ端だった。

 堂山に取り付けた小鳥のマンションは、中村さんのアイデアと子どもたちの努力が融合してユニークで面白い。円座小5年、久利侑大君(11)は、「5合目につけた僕の巣箱、小鳥が来るのが楽しみ。また登って見に来ます」と白い歯がこぼれた。中村さんは「目の澄んだ子どもたちを見ていると、なんでも『よっしゃ、よっしゃ』と引き受けたくなる。子どもはいいねえ―」と、感慨深そうな笑顔だった。

 巣箱かけには、もう一つ大人たちの応援があった。折しも堂山登山道の清掃活動をしていた「堂山で日の出を愛でる会」(尾方敬志会長)のメンバーらが、はしごを担いで登ったり、巣箱かけを手伝ったりと協力を惜しまなかったことである。

 子どもたちと大人たちが、支えあって取り付けた「小鳥のマンション」。早く野鳥のすみかになるよう堂山の木々もほほ笑んでいるようだった。                                        (野網 則子)
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