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透き通る実 フユイチゴ

2011/11/08 11:00:51
透き通る実 フユイチゴ
 今日は立冬。今年、ここで見るのはもうあきらめていた、つややかで透き通るようなフユイチゴ(冬苺)が、まんのう町七箇の山道で見られた。

 最近、この道を歩くたびに、道端の青いフユイチゴの葉を眺めては、その下に毎日新しく付いているイノシシの掘り跡を確認。「今年はもう、あの赤い実は見られないやろなぁ。彼らの食べ物になってしまうやろ…。ま、ええか」と思っていた。

 ところが昨日、青い葉の向こうにたった一粒、真っ赤な実が見えたのだ。「あった!」と、イノシシくんの足跡に足を置きながら1メートル余りそろそろ山肌を下って行くと、1〜3粒ずつ残った実が数カ所で見られた。

 昔は、甘酸っぱい実が子供たちのおやつにもなった。今は、それを知る子らも少ないだろうが、懐かしいフユイチゴ。

 バラ科・キイチゴ属の常緑匍匐(ほうふく)性小低木。つる植物のように地表を這い、11月から1月にかけて熟す。冬に熟すことから、別名カンイチゴ(寒苺)とも呼び、日本では、関東以西の本州、四国、九州に分布。山形県では絶滅危ぐ種U類に指定されているとか。

 「真実の愛」「未来の予感」「尊敬と愛情」などと言う花言葉を持ち、俳諧では冬の季語になっている。あきらめの中で見た透き通るような赤い実、冬の訪れをかいま見させてくれるひとときだった。                                           (香川 佳子)
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