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秋のネイチャー「つながる命」

2011/10/12 10:20:36
秋のネイチャー「つながる命」
 「あっ、木の音が聞こえる!」。生きた木に聴診器を当てたチビっ子や大人たちは感動しながら、確実に伝わって来るその鼓動に聞き入っていた。

 10月9日、まんのう町七箇の香川県満濃池森林公園で、同園自主事業促進協議会、日本ネイチャーゲーム協会香川県支部(豊田佐々雄支部長)などが、さまざまな感覚を使って自然に親しむとともに自然を愛する気持ちを養ってもらおうと開いた、秋のネイチャーゲーム「つながる命」での一こまである。参加したのは県内各地からの三十数人。

 自分の心音を聴診器で聞く体験をしてからの挑戦だったが、豊田支部長から「どんな音がしましたか?」と聞かれた参加者たち。「『ボー』『ト、ト、ト』『トン、トン、トン』『フー、フー』。これらが交じった低い音」「風がそよぐような音」「水を吸っているような音」などにまとまった。

 豊田支部長は「生きている木の鼓動は、大地、風、木のすべてが交じっている音だ。木が水を吸い上げる速さは時速約50センチしかないので、心臓の音よりは遅くて聞こえにくくはあるが…」と、説明。みんな一様に驚いていた。

 提示された松ボックリ、モチノキの赤い実,チクチクするマツバ、先がギザギザの桜の葉、扇の形のようなイチョウの葉、葉がつるつるして波打っているクスノキの葉など6種類と「同じもの見つけ」をしたあと、みんなで実物の側へ行き、身を守る形や性質の説明を受け、「植物も、基本的には親が子ども(種)をばらまいて命をつないでいる」ことを再認識した。

 また、色や形で身を隠す「カモフラージュ」をして生きるナナフシ、カエル、バッタなどの話も出た。「かくれんぼ(カモフラージュ)」をしながら生き、命をつないでいる自然界への温かい目を養いたいとの願いを込めた活動だった。

 「子供もカモフラージュをする。親に好かれたいと“よい子”をしているようだが、子供もそういう目で見てやり、いい所を見つけてあげよう」と言うリーダーの話も派生、ほほえみながらうなづく大人の姿もあった。

 生き物の名前当てゲーム「ノーズ」も楽しみ、自然への関心を深めた。参加者からは、「家族で参加でき楽しかった」「自然の見方を深めるヒントになった」「秋ならではの自然の楽しみ方だった」などと好評。さわやかな秋のひとときを体験する催しだった。                                        (香川 佳子)
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