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マサイの青年が講演

2011/06/13 17:55:12
マサイの青年が講演
 高瀬町の農村環境改善センター大ホールで5月27日、「マサイの基準」講演会があった。

 台風の影響で大雨にもかかわらず、県内外から約200人が来場。はじめにアフリカの楽器カリンバ・ムビラを近藤ヒロミさんと、ケニア在住の大西匡哉さんが太鼓演奏した。

 さらにステージではケニアの景色や人が映像で紹介された。最初の場面は、ケニアの子供たちがまだ見たこともない遠い日本の東日本大震災で被害にあった人たちへの思いを歌にして、その歌をうたいながら無心に祈る姿。マサイの子供たちは、日本の悲しい現状を憂い、泣きながら歌ってくれていた。

 いよいよマサイの青年リーダージャクソン・オレナレイヨ・セイヨさんと第2夫人の永松真紀さんが登場。司会の早川千晶さん(ケニア在住ライター・マゴソンスクール主宰)と対談形式での講演が始まった。

 マサイ族は牛とともに生きる民族。長く男性と女性が役割分担して伝統ある生活を続けてきた。食事は牛乳だけ。年上の人から語り継がれてきた自然の中にある木や草を使ってどんな病気も治す。ライオンは決してマサイに近づかない、夜になると牛を食べにくるが「イエッ イエッ」とライオンに声をかけると、ライオンは気づかれたと逃げる。

 誇りを持ち、伝統を守って生きてきたマサイ。私たちは自然があればそれで満ち足りた生活ができた。でも最近森の木が切られ、土地がなくなってきた。雨が降りにくくなり、高速道路が出来て、牛は同じ数いても昔のように牛乳がでなくなり生きにくくなってきた。

 マサイ族は全くお金を使わず生きてきたが、牛乳がとれなくなり代用食をかわなければいけなくなった。学校に行かなくても年上から知恵を教えられ生活してきた。

 マサイ族には虫歯はない。薬効のある木の枝で歯ブラシを作るから。でもこれからの子供たちは学校に行き、勉強をしないといけなくなった。マサイの人が望むのは子供たちが学校に行き、算数を学び、学校の休みの時には大人がマサイ的伝統をしっかり教え、これからも伝統を受け継いでほしいということ。

 ジャクソンさんは2回目の来日。「日本の人は温かい。日本の皆さんに感謝を伝えたい。私自身日本に来て分かることがたくさんあったので、皆さんもケニアに遊びに来てください。大歓迎です」と話を結んだ。

 早川さん、永松さんがガイドをするアフリカ・ケニアのツアー
http://tabisen-tsunagu.com/

 アフリカ・ケニアの子供たちのための マイシャ・ャ・ラハ基金
http://www.maisha- raha.com/                                      (前山 由美子)
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