天気予報を見る
 
新聞購読申込
TOP > おりーぶ通信 > 記事詳細

おりーぶ通信

エリア

コーナー

過去のニュース

キャベツに花が…

2011/05/19 10:39:25
キャベツに花が…
 キャベツが1個、使われないままビニール袋に入っていた。頂き物のホウレンソウやミズナ、ハクサイなどが豊富だったせいもあり、つい忘れていたのだ。

 「さて、お好み焼きでもしようかな?」。袋を開けてビックリ! 上向きになっていたキャベツの切り口から、黄緑色の小さな双葉のような茎と葉が5センチほど立ち上がっている。おまけに、花のつぼみまで付いていた。またその横には、ずい分小さい二つの芽も立ち上がっていて驚かされた。

 好奇心にあおられた私は「このつぼみ、咲くか咲かないか…? きっと咲くはず」と、翌日から昼間だけ、太陽に当てることにした。葉の緑色は少しずつ濃くなったが、花はなかなか開かない。辛抱比べをしていると5日目、やっと黄色い花が1個開いた。

 「やったぁ」と、頬(ほお)がゆるむ。欲を出した私は「もっと咲かせよう」と、「昼間は外、夜は家」を続けた。花茎は10センチ以上に伸びていった。そして花がいくつも咲いた。「♪咲いた 咲いた キャベツに花が…♪」(チューリップの替え歌で)と、口ずさみながら数を数えていた。

 うれしくなった私は「この花にさやができるだろうか? 中に実が入り、種が採れるだろうか?」と、考えは次第にエスカレートしていった。

 これを続けた3日目ほど後の朝、花茎の半分くらいの所から上がうなだれているのを発見。下の花茎は元気そうだった。「外ばっかりの自然の状態が良かったのかも?」と、今度は夜もずっと外に置き、結果を見守ることにした。

 すると、横の小さな芽にも一つだが花が咲き、色も鮮やかだった。「やはり外がいい? だったら、しおれなかった下の方にはさやができ、実が入りるかも? 乞(こ)う、ご期待」と、今は一縷(いちる)の望みをつないでいる。                                        (香川 佳子)
▲このページのトップに戻る
購読のお申込みは0120-084-459

SHIKOKU NEWS 内に掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。 すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。

Copyright (C) 1997- THE SHIKOKU SHIMBUN. All Rights Reserved.