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水中散歩

2011/05/19 10:21:59
 人間の祖先は、絶対に魚だと思う。水の中にいると本能的に落ち着いて幸せな気分になる。ブクブクと息を吐いている時、水音を聞きながらそう感じる。胎児期の無意識の記憶がよみがえってくるのかもしれない。

 なんて、きどって書いてはみたけれど、クロールができるようになったのはつい最近の話。

 去年のゴールデンウイーク後から、一念発起してプール通いを始めた。最初は「水の中で息を吐く」という基本的なことができなかった。そもそも水の中では息をとめておくものだと思っていたので、コーチから「鼻から息をブクブク〜と吐いて」と言われても、わたしにとっては至難の技だった。

 コーラを一気飲みしたみたいにゲップがたまって苦しくなる。「お風呂で練習して来てください」と宿題を与えられ、毎晩浴槽でひたすらブクブクの練習。「苦しくて無理!」とあきらめかけた時、コーチが「水の中で、ん〜っと声に出して言ってみて」と言われ、やってみるとあら不思議。きれいに息が吐ける。が、いつも意識して声を出してないと、息が吐けない。ちょっとダサい。

 クロールの練習でも、やはり息継ぎの壁にぶちあたって、「ストレス解消のために通ってるのに、これじゃあ余計にストレスたまるわ!」と、練習を放棄し始めた。すると、周りで泳いでいる先輩方から励ましの言葉やアドバイスをいただき、あきらめずに続けて練習していると、ある日突然「これか!」と思う瞬間があり、泳げるようになった。こどものころ、初めて自転車に乗れた時と同じ気分だった。

 パートから帰って、大急ぎで夕飯の下準備をしてから近くのプールへ車を走らせる。すっかり毎日の日課になっている。これからももっと早く、もっと長く泳げるように練習をつんで、「ループしおのえの人魚(姫)」を目指そう。                                         (和泉 加奈江)
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