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藤目城跡で山桜まつり

2011/04/05 11:15:21
藤目城跡で山桜まつり
 まんのう町大口(おおくち)の標高345メートル、昔激戦が繰り広げられた仲南藤目城跡の城山(じょうやま)で4月3日、ふる里の昔をしのぶ「山桜まつり」が開かれ、幼稚園児から86歳までの老若男女37人が多彩な行事を楽しんだ。

 仲南藤目城跡は、車の入れないふもとから徒歩約二十数分、ひと一人が通れるほどの険しい山道を登り、やっとたどり着ける地点にある。

 ここは約400年前、讃岐を守る兵士500人が土佐の長宗我部軍700人を迎え撃ち、両軍の全員が若い命を散らした所と言う。同所の町文化財保護委員で県・町認定の伝承士和泉数彦さん(80)が二十数年掛かりの地道な調査で検証。平成15年には県から「周知の埋蔵文化財包蔵地」に指定された城跡である。

 まつりは、藤目城本丸狼煙(のろし)台跡で打ち上げた2発の花火を合図に、武田節の替え歌「♪阿讃の山々雲晴れて 吾れ出陣に憂いなし…妻子に憂いあらざるや」「祖霊ましますこの山河 敵にふませてなるものか…」「藤目の山の月さやか…」と続く出陣の歌「まんのう節」で開幕された。

 素晴らしい展望を繰り広げる高台の広場。凹凸はある舞台だったが、一般の参会者をはじめ、年金仲多度踊ろう会(高木邦子会長)、年金里山登ろう会(丸山功会長)、町体協グランドゴルフ会(和泉数彦会長)のメンバーらがイベントの数々に出演した。

 「しりあい相撲」「銭太鼓」などに興じ、踊ろう会員らの「花笠踊り」や「鳴子踊り」、この日の最年長者・森末福太郎さん(86)の見事な手つき足つき腰つきも交った「フラダンス」、瀬戸の花嫁などが次々に披露され喝采を浴びた。

 「再現、藤目城合戦」では、腕に巻いたゴム風船を紙の棒で真剣に打ち割り合い、笑いも添えながら、昔のすさまじい戦いの一端を体感した。家族や知り合いとお弁当を囲み、あらためて当地の昔話に心を傾け、今の幸せをかみしめていた。全員で城跡の清掃をした後、紅白の餅投げで、山桜まつりをしめくくった。

 同町の四条小1年香川快晴君は「合戦がよかった。剣道を習っているから」、東かがわ市の丹生小1年江頭柾秀君は「餅投げがとても楽しかった。また、来たい」と話していた。和泉さんは「城山は険しいが頂上に登ってふる里の昔をしのび、子供らは大きな夢や郷土愛を、大人らは体力を育み、登る度に健康のバロメーターにしてほしい」と、話していた。                                                 (香川 佳子)
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