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心を癒やす前島のお接待

2011/04/05 10:47:30
心を癒やす前島のお接待
 好天に恵まれ、海も穏やかな4月3日、土庄町前島の寺社など11カ所で「小豆島前島おかげさまハイキング」と銘打った心づくしのお接待があり、島内外から訪れた大勢の人たちで終日にぎわった。

 小豆島八十八ヶ所霊場62番札所・大乗殿境内では、大木戸地区の自治会、老人会、婦人会、青年団のメンバー約50人が接待に大忙し。若者からお年寄りまで世代を超えた住民が阿吽(あうん)の呼吸で次々と訪れる参拝者に温かいきつねうどんを振る舞っていた。

 忙しそうに立ち働く井上信子さん(67)は「昨年は500食用意して足りなかったので、今年は600食準備した。うどんを温めるなど力のいる仕事は若い人に助けてもらい、全員で楽しくやっている」と笑みを浮かべて誇らしそうに話す。

 高松港に県内各地から集まり、フェリーでやって来たかがわ長寿大学卒業生の遍路グループ一行の一人、横田孝子さん(さぬき市長尾西)ら21人も温かいきつねうどんに舌鼓を打っていた。「温かくて本当においしい」「お接待に心が和むね」など感動の言葉が境内に飛び交っていた。

 ある1人の女性がしみじみとつぶやいた。「地域の人が力を合わせるお接待はすばらしい。私らも地域で温かい気持ちをもって接したい」と。前島のお接待の心が人々の心に広がり、瀬戸の海を渡っていくようである。

 前島の心づくしのお接待は、4月の第1日曜日に行われている毎年の恒例行事。各地区住民の趣向を凝らしたお接待と風光明媚(めいび)な自然の中を歴史や文化を探索しながら15〜20キロの道のりを徒歩や車で一周するコースは「いやしロード」ともいわれ、人気スポットになっている。                                              (野網 則子)
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