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お年寄りらが「おひな様茶会」

2011/03/03 10:49:02
お年寄りらが「おひな様茶会」
 高松市の円座地区社会福祉協議会(福家忠会長)は年間10回、同校区内の一人暮らしの高齢者(希望者)を円座コミュニティセンターに招いて、福祉委員や福祉協力員らボランティアの手作り料理でふれあい会食を行っている。今年度最後のふれあい会食を「ひな祭り会食」と銘打って3月2日に行い、約30人のお年寄りが会話を楽しみながらごちそうを味わった。

 お年寄りとボランティアの地域住民らは、一緒に出来上がったちらし寿司や菜の花の入ったアサリのすまし汁などに舌鼓を打った後、センター和室で開かれた「おひな様茶会」で一服を味わった。毎年恒例の「おひな様茶会」は、センターで活動する茶道同好会・いちょうの会(藤田明美代表、会員15人)が行っている。

 最初にお年寄りらがそろって席入りし、続いて早朝から奉仕活動をしてきたボランティアらが次々と席入りした。同好会会員の丁寧なお点前と、緑色の抹茶と薄桃色の饅頭(まんじゅう)の心温まるお運びが室内を一気に春の色に染めた。

 同好会の指導者、裏千家高松支部の小倉宗貴さんは「お饅頭は福祉委員さんたちが手作りしたもの。本当にきれいで名前を『春の野』としました」と、感謝の言葉を織り交ぜながら穏やかな語り口で紹介した。

 お年寄りらは地域住民の優しさと近づく春の足音を感じたのだろうか、一様に頬(ほお)を緩めて笑みを浮かべた。茶席から退出してきた長尾富子さん(75)=円座町=は「幼いころの思い出いっぱいのひな祭り、お料理もお茶席も素晴らしくて楽しかった。いくつになってもひな祭りはうれしい」と笑顔いっぱいで話した。

 小倉さんは「シーズンになると、彼方此方(あちこち)からひな祭り行事が聞こえてくる。円座でも地域住民が一緒になっておひなさんを味わうことができたら。今日の茶会は地域の方々と楽しめてよかった」と、茶会の準備に会員と思考をめぐらしてきた数カ月の苦労も吹き飛んだような面持ちで背筋をぴんと伸ばした。

 地域と交流を図りながら高齢者福祉の向上を目指す同協議会は、2010年度ふれあい会食の全日程を終えた。新年度は、より多くのお年寄りを迎えてスタートしたいそうだ。                                                   (野網 則子)
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