天気予報を見る
 
新聞購読申込
TOP > おりーぶ通信 > 記事詳細

おりーぶ通信

エリア

コーナー

過去のニュース

やんちゃ和尚が教育論

2011/03/01 15:30:07
やんちゃ和尚が教育論
 香川県法人会連合会(多田野榮会長)主催、観音寺市の観音寺法人会(河田正行会長)共催で2月22日、観音寺グランドホテルで香川県法人会連合会巡回講演会を開催。やんちゃ和尚で有名な愛知県岡崎市の浄土宗・西居院の廣中邦充住職(60)が「人生転んだら起きればいい」と題して講演した。

 西居院は、平成の駆け込み寺として、家出・不登校・引きこもり・いじめ・自傷行為などの問題を抱える子どもたちを無償で預かっている。言葉にできない痛みや悲痛な叫びなどさまざまな問題と真剣に向き合い、現在13人と共同生活しながら本当の親のように体当たりの愛情で接し、自立と社会復帰を支援。これまでに809人が卒業し、待機している子どもは2377人(四国は39人)もいるそうだ。
 
 第一声「こんにちは〜!」とはつらつとした大きな声であいさつしながら、全力で会場を駆け回り参加者一人一人と握手。パワフルに動き続けながら話が始まった。

 ぬくもりと勇気を与えてくれる「ありがとう」の言葉を、妻に36年間毎日感謝の気持ちを込めて言い続けている廣中住職。また事故も災害も0(ゼロ)ということで、毎月0のつく日を「ありがとうの日」と決めているそうだ。

 今の子育て事情について「子どもは悪くない、子どもの心の叫びに気づかない親が悪い。親の意識改革が必要。心の居場所がない私たち、ネットやゲーム、携帯電話など間接的なコミュニケーションがはびこる現代社会に問題がある」と指摘する。

 また「常に後ろ盾が感じられる信頼感が子どもの自主性を高め、やがて自立へと導いていく。子どもに生き様や幅広い可能性を見せ、目標を持たせることが親と教師の役割、いい出会いが未来の可能性を広げる」と強調した。

 さらに「みんな人のせいにしてしまう今の世の中、家庭の中で原点に戻り、今一度昔の写真を見ながら喜びを共有する。あの時の思いはどんなだったか確認する。家庭の中の真実を伝えていくことが必要。また、あいさつは必ずしよう、こんなに簡単にコミュニケーションが図れるものはほかにない」と締めくくった。
最後に全員で手を高く振り上げ「ありがとう〜!」と3回言って盛り上げた。

 参加者約90人は派手なアクションに圧倒されながらも、廣中住職が話す実践的教育論に何度もうなずきながら聞き入っていた。柞田町から参加した広告代理店勤務の平野良美さん(62)は「何げなく使っているありがとうの言葉が、大事だと実感。子どもは宝。せっかく生まれてきた命を大切に育ててほしい」と話していた。                                          (矢野 幸子)
▲このページのトップに戻る
購読のお申込みは0120-084-459

SHIKOKU NEWS 内に掲載の記事・写真の無断転載を禁じます。 すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。

Copyright (C) 1997- THE SHIKOKU SHIMBUN. All Rights Reserved.