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地域に支えられ自立して暮らす

2011/02/08 10:21:15
地域に支えられ自立して暮らす
 高松市番町1丁目の県社会福祉総合センターで2月6日、県と(財)県手をつなぐ育成会(九冨彰三会長)が主催する「第9回香川県本人大会」があり、知的障害者、支援者、グループホーム・生活ホームなど関係者約90人が参加、「日常生活における健康管理〜地域で暮らす〜」をテーマに活発な意見発表や討議などが行われた。

 まず、プログラムの最初に県手をつなぐ育成会が、企業、介護施設、作業所などで永年勤続する7人を会長表彰した。どんぐり山作業所=同市香川町=に通う尾形隆志さん(36)=同市塩江町=も受賞した1人。受賞後、尾形さんは顔を少し赤らめ緊張の面持ちで「うれしい。これからも頑張る」ときっぱり。

 傍らで見守る父親の只春さん(67)は「生まれた時は助からないと言われた命、ここまでこられたことがうれしい」と感慨深げ。さらに「最初に就職した製麺所でお世話になった。これからも地域で支えられて親子が健康で暮らしたい」。うれしそうに話す只春さんの表情から地域や周囲への感謝の気持ちが透けて見えた。

 隆志さんは香川中部養護学校高等部を卒業してから10年間、同市香南町の富田製麺所に母親と一緒に親子就職して頑張ったそうだ。その後、どんぐり山作業所に通所するようになり現在に至っている。

 今回の7人への表彰は、自立に向けて地域で暮らす知的障害者と家族、支える地域住民、職場の仲間と職員へ贈られたエールでもある。表彰式に続いて夢の翼会員・伊藤雅美さん、だんしエコ作業所・武田憲明さん、うぶすな園・香川昌輝さんと保護者の洋子さんらによる3件の意見発表があり、和やかな雰囲気の中で質問が数多く交わされていた。

 さらに、6グループに分かれての話し合いや行政の人たちを囲んでの質問や意見など、内容は盛りだくさん。参加者は終日、交流の輪を広げながら自立に向けての方法などを学んでいた。                                         (野網 則子)
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