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奉仕活動は隣近所の絆から

2011/01/25 10:10:12
奉仕活動は隣近所の絆から
 大寒も過ぎ、寒さも少し緩んだ1月23日、56人の登山客を乗せてきた高知ナンバーのバス2台が高松市西山崎町の堂山のふもとにある綱敷天満神社前で駐車していた。向かいの重文・木造菩薩立像で知られる正花寺辺りでは、4人の男性が一生懸命に清掃奉仕に汗を流していた。

 4人は同町上所下地区の山田正己さん、長尾利雄さん、阿部正信さん、谷川一仁さん。清掃箇所は正花寺境内辺りから農免道路、寺の上方にある地域の田畑を潤す奥谷池までに及ぶ広範囲。落ち葉をかき集めたり側溝から汚泥をかき上げたり、ポイ捨てされた空き缶やペットボトルを回収したりと、力と手間がかかる作業は1日中続いた。

 黙々と作業をする山田さん(72)は「世間話をしていて『一緒に清掃しよう』ということになった。みんな60歳を超えているが、私が一番年上。若い人が一緒に続いてくれてうれしい」と屈託のない笑顔。

 さらに「大勢の人が堂山に上っている。鉄塔辺りの空き地にヒマワリの種をまいて、みんなを楽しませたい」と意気込みを語った。傍らで軽トラックにごみを積み込んでいる長尾さんは「家で用事がなかったからしてるんや─」と、はにかんだ様子で作業の手を止めずに下を向いたままだった。 

 今回の山田さんらの清掃活動は、互いの日常会話から始まったもの。隣近所の絆の大切さと奉仕の心は小さな勇気ある一歩から始まることを物語っており、「地域社会は地域住民が自ら守り発展させて、魅力ある町づくりを」のメッセージ。

 里山愛好家でにぎわう堂山のふもとは、菅原道真公を祭る綱敷神社、桜の名所・護国神社、讃岐百景・綱敷公園、重文で名高い正花寺など史跡名勝の宝庫。地域住民が力を結集して「史跡の名勝・堂山界わい」の誕生も夢ではなさそうだ。                                       (野網 則子)
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